スマホ専用サイトを作ることのメリットよりもデメリットの方が大きいケースがあります。

それは、Webサイト担当者を確保できない規模の会社、事業者の場合です。

逆に、ホームページ制作などに予算をかけられる規模の事業体ならスマホ専用サイトを作った方がいいと思います。

タップしやすい大きなボタンを配置したり、1ページの文章量を少なくしたり、スマホユーザーが見やすいサイトに最適化することができます。

スマホユーザーの反応率を上げることが可能になるでしょう。

ただ、現実的には担当者など置けない事業者の方が圧倒的に多いのが現状でしょう。

そうなると私の意見では、デメリットの方が大きいとのでやめた方がいいということになります。

なぜか?

専用サイトを持つということは、PCサイトと合わせて2つのサイトを持つことになりコンテンツを二重管理をすることになります。

一度でも、サイトの二重管理をしたことがある方ならご理解いただけると思いますが、はっきりいってやってられないぐらい面倒な作業になります。

すぐに、どちらかのサイトの更新がされなくて同期が取れていない状態になります。

これは、集客上もビジネス上も非常に大きな問題になり放置するのは危険です。

一方、スマートフォンのアクセスの割合がどの業種でもものすごい勢いで伸びています。

女性向けの商品、サービスであれば、8〜9割がスマホからというサイトもあるぐらいです。

また、今の若年層はPCを持たずにスマホだけで済ます傾向があるそうです。

もはやスマホ対応していないサイトは、そのほとんどのアクセスを捨てていることになります。

特に、FacebookなどのSNS経由でのアクセスは、大半がスマホからのアクセスです。

スマホで表示しても見やすいページの準備は待ったなしです。

そこで、私なりの結論としては、スマホ専用サイトを持つよりも、レスポンシブWebデザインで作られたサイトに作り変えることをお奨めします。

レスポンシブサイトというと難しく聞こえますが、要は画面サイズによって表示形態を最適化してくれるデザインのことです。

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例えば、文字サイズを大きくして小さい画面でも見やすくしたり、幅を取るサイドバーを移動してページの一番下に持って行ったり、あるいは不要な表示を省いたり、などです。

スマホ専用サイトには、その使いやすさは及びませんが二重管理などすることなく現実的なサイト運営だと思います。

後は、今後はスマホからのアクセスをPCよりも優先させて、スマホで使いやすいサイトを作ることを前提にページを作ればいいと思います。

『WordPressを使うとレスポンシブデザインのサイトが簡単に運用できます。』