撮影
民生用のビデオカメラには、動画コンテンツを作る際にはかえって邪魔になるような機能が最初からオンになっていることがあります。
そこで必要ない機能はオフにします。
- 手ぶれ補正・・・プロジェクタ画面に帯を減らす(但し、オフにしても完全には消えない)
- 笑顔認識
次に、撮影をスムーズに進めるために以下の様なショートカットメニューを必要に応じて追加してください。
- 照度調整
- ホワイトバランス
- スポット測光
カメラを固定
動画の品質を下げる一番の要因は手ぶれです。
そのため、三脚が使える場合は必ず使いましょう。
三脚が使えない場合でも、一脚が使える場合は使います。
どうしても、どちらも使えない場合だけ手持ちで撮りますが、その場合も手ぶれが発生するような姿勢を避けて手ぶれを徹底的に抑えてください。
ワイヤレスマイクの位置
ご紹介したブルートゥースのワイヤレスマイクは、ピンで上着などに止められます。
ただ、話し手があまり動かない場合は、マイクの感度がいいため、デスクの上などに置いておいても十分に集音ができます。
話し手の声が小さい、滑舌が悪いなどで集音しにくい場合は、上着などに装着してもらう方がいいですが、モニターテストしてみて十分に音が拾えているならデスクの上に置いた方が楽です。
ブルートゥースのワイヤレスマイクは本体に電池を内蔵しているため大きくて重く、ピンマイクのようにコンパクトで軽くないため、シャツなどにピン止めすると服が伸びて見た目が悪くなる欠点があります。
そのことを注意してマイクを留める箇所などを考えて下さい。(女性の場合は衣服にポケットなどがありませんから得に注意してください。)
言うまでもなく、講演をしながら動き回るタイプのスピーカーの場合は、マイクを付けてもらってください。
音声のモニター
ビデオカメラには、音声をモニターするためのジャックがありますので必ずイヤフォンを使って録画中の音声をモニターしてください。
基本的には、撮影の最初の段階で音声に問題がなければ後はモニターしなくても大丈夫ですが、ワイヤレスマイクの電池切れなどの不測の事態もありえますから撮影中はモニターすべきと思います。
引かない構図
動画コンテンツを再生する画面は、大半はPC画面のYouTubeなどですから画面が小さいです。
作るコンテンツにもよりますが、ノウハウ系のコンテンツであれば大画面テレビで見る人はほとんどいません。
また、DVDをPCで再生したとしても全画面で再生しない限り画面は小さいです。
つまり、このことを前提にして”画作り”をする必要がありますから、撮影時にはなるべく被写体に寄って撮影することが重要です。
一般的に、シロウトの方のカメラ構図の特徴は、スチルカメラを含めてほとんどの場合引きすぎです。
ですので、ちょっと寄りすぎではと思うぐらいでちょうど良いと考えてください。
プロジェクター対策
プロジェクターの投影画面を撮影する場合も、明るさの調整はほとんどのケースで「オート」で大丈夫です。
ただ、部屋の照明の明るさとプロジェクタの投影画面の明るさの関係で稀に明るさの調整が必要な場合があります。
その場合は、照度調整をマニュアル操作に変更して、投影画面をスポット測光することで明るさが調整されキレイに撮影できるます。
明るさ以外の問題として、プロジェクタの投影画面に”帯”が出る問題があります。
これは、ビデオカメラの露出周期(シャッター速度)の問題です。
帯を目立たなくさせる方法としては前述の手ぶれ補正機能をオフにする方法がマニュアルでも紹介されていることがありますが、これはシャッター速度を上げることで帯を目立たなくします。
参考サイト:http://www4.big.or.jp/~a_haru/Tech/QA_TV/TVgamen.html