月額9,900円のTwitter広告 「オートプロモート」(ベータ版)をリスト獲得を目的に使ってみました。結論として、やり方が悪かったのもありリスト獲得の結果は悪かったです。最大で1日10ツイートされるようですが無駄なツイートをしても拡散しないため意味がありません。また、1日10ツイートをするのは大変です。
コンテンツ
Twitter広告 「オートプロモート」とは
月額9,900円でツイートがそのまま広告として配信される手間いらずの広告です。
ツイートすればするほどお得だそうですが、広告として表示されるツイート数には上限があります。
上限数は公式サイトには書いていませんが10ツイートというのがもっぱらの噂です。
実際に検証してみましたが、噂通り10ツイートだったようです。
ベータ版
私が始めた2019年4月20日現在では、まだベータ版として提供されていました。
1ヶ月で解約しましたが、ベータ版の間は再契約はできないとのメッセージが表示されました。
「オートプロモート」申し込み手順
https://business.twitter.com/ja/advertising/twitter-promote-mode.html
申し込み直後から不安に襲われる
申し込んだのはいいのですが、いきなり不安に襲われました。
と言うのも、申し込みをしてクレジット決済をしても、何も反応がないのです。
まず、どこを見ればいいのかがわかりませんでした。
いろいろ調べて、ようやく自分のアカウントのメニューに「オートプロモート」が表示されているのに気付きました。
ただ「オートプロモート」を選んでも、申し込み直後だったこともあり当然何も表示されていませんでした。
しばらくしたら、そこに結果が表示されました。
その後、忘れた頃にメールでクレジット決済が行われたことも送られて来ました。
ツイートを10個予約して様子をみる
HootSuiteを使って、用意しておいたツイート予約投稿しました。
実は、ツイートの準備にかなり時間がかかりました。
意味のないツイートを連発しても集客には貢献しないと考えたので、ある程度内容を作り込んだからです。
初日は、お昼頃から1時間ごとに夕方まで10ツイートされるようにしておきました。
そして、夜になると「いいね」がどんどんつき始めました。
「いいね」されましたが、当初の目論見であるリストは全く取れませんでした。
私がオートプロモートを開始する前に準備したツイート数
始める前は、ネット上での噂である”1日上限10ツイート、そして、上限ギリギリまでツイートしないと意味がない”を信じていました。
そうなると、期間は1ヶ月なので1日10ツイートすると、310ツイート必要ということになります。
ただ、300ツイート以上も準備して、実際に試してみたら”ちょっと違った”という可能性もあり得ます。
そうなるとショックが大きすぎるので、まずは最初の3日分の30ツイート準備して始めることにしました。
この30ツイートの準備だけでも相当大変でした。
毎日のツイート準備の自転車操業が続く
オートプロモートを始めてすぐに3日ぐらいは過ぎてしまいます。
つまり、準備したツイートはすぐに底をつきました。
その後は、毎日自転車操業でその日のためのツイートを作る日々が続きました。
かなり大変な作業でした。
その割には目的(リストを取る)には貢献しませんでした。
私の場合は、手段であるプロモート広告を続けることが目的になってしまったのが残念です。
途中で損切りしてツイートの更新に見切りをつけてしまえばよかったのですが貧乏性が邪魔をしたという感じです。
「せっかく、9900円払ったから」というセコい考えが無駄な作業を続けさせてしまったようです。
実例:レポートを確認してみた結果
最初の2日、10投稿ずつしましたが実際にプロモートされたのが14投稿でした。
アカウントに追加されるメニュー「オートプロモート」で以下の様な結果が確認できます。
3日目は試しに5投稿に減らしてみたところ全てプロモートされました。
欲張りすぎだったのかとも思ったのですが、10ツイート未満でも必ず全てがプロモートされる訳ではありませんでした。
取捨選択させる基準が不明で、プロモートされたりされなかったりの理由がよくわかりません。
いずれにしても、10個ツイートしてもすべてプロモートされる訳ではありません。
ここのツイートがプロモートされたかどうかは、個別に確認する必要があります。
それぞれのツイートの解析アイコンから以下の様な結果が表示できます。
水色がオーガニック表示(自分のフォロワーへの表示)、カーキ色がプロモーション広告による表示です。
ところで、4日目ぐらいに”いいね”されなくなって変だと思ったらプロモートメニューが消えていました。
再設定したらメニューは復活しましたが、翌日以降もプロモートメニューの表示は不安定で表示されたりされなかったり不安定でした。
このタイミングに合わせて、プロモートがされたり、されなかったりしていたのかというのはよくわかりません。
結果から考察
ツイートの数にはあまり意味がなく質の方が問われる
実際に試したところ、”数”よりもある程度の”質”が求めらることがわかりました。
プロモートされてもツイートへの反応がよくないと、そのツイートのプロモート数が伸びないのです。
反応というのは、いいね、コメント、リツイート、そしてフォローです。
逆に言うと、反応がいいと爆発的にプロモート数が伸びます。
つまり、闇雲に数多くツイートすることにはあまり意味がありません。
反応がいいツイートには、プロモート数が増えるということについて具体的な結果をご紹介します。(後述)
前日以前にプロモートされたツイートも拡散されるのか?
プロモートされるのは当日だけのようなのですが、前日以前のツイートも拡散が続くようで”いいね”が翌日もついたことがありました。
”いいね”されると一気にプロモート数が増えるのはなぜか?
”いいね”など反応があったツイートは、プロモート回数自体が増えます。
逆に、反応が悪い場合は、プロモート回数が伸びません。
これは、Facebookなんかと同じ理屈なのでしょう。
つまり、反応がないツイートはお金を払っていても必要以上には拡散されないようなのです。
1ヶ月間使った上での私なりの結論
まだベータ版なのでこれが結論とは言えません。
その上で、現時点での結論としてお伝えします。
無理に10ツイートする必要はなく、内容のあるツイートを作ってツイートした方がいいと思います。
逆に考えれば、普段から毎日何回もツイートをしているような人には向いているサービスかもしれないです。
私は、動画のシェアのツイートが多かったのですが反応は低かったです。
動画のシェアは、Twitterとの相性はよくないのか”いいね”にはつながりにくいのかもしれません。
一方、ブログ記事のシェアが”いいね”がよく付いたという意味では反応がよかったです。
オファーへの反応は残念ながらゼロでした。
動線として、オプトインページまでたどり着くのに数ステップ要するためかもしれません。
オートプロモートを利用する際の最大の問題点
ツイートの準備をするのが非常に大変です。
仮に、毎日10投稿するなら300投稿準備する必要がある訳です。
半端な数ではありません。
今回、私は後半はなるべくオリジナルのツイートを毎日5〜8投稿続けるようにしましたが、それでも非常に手間がかかりました。
目的であるリストが取れなかったこともあり、コスパがいいとは感じませんでした。
オートプロモートの使い勝手の良さについて
やることはツイートするだけなので簡単です。
オートプロモートへの利用登録をしてしまえば後は設定などやることは皆無です。
ただ、ちゃんとプロモートされているのか確認できないです。(レポートは見られますが・・・)
毎日同じようにツイートをしているのに、全く反応がない日があるので疑心暗鬼になることもありました。
さらに、メニューからプロモート広告の表記が消えるのでちゃんとプロモートされているのかを余計に疑ってしまいました。
繰り返しになりますが、プロモートされても”いいね”などの反応がないと全くプロモート数が増えません。
逆に、”いいね”が付くと一気にプロモート数が増えるようです。
ある意味では、この仕組みを使えば、自分のツイートで反応がいいものとよくないものの違いが分かるようになります。
つまり、今後の一般投稿の際にも参考になります。
Google Analyticsでの集計
ツイートに貼り付けたURLは、自動でt.coを経由し、URLが短縮されるそうです。
そのため、Twitterからのアクセスは、「t.co」と表示されます。
解約後の挙動
解約すると管理画面に解約済みの表示がされます。
ただ、何のメールも届きません。
普通は”解約を承った”という旨のメールが来るのが普通だと思います。
この辺も登録時と同様に不親切なので、やはり契約後と同様に不安になりました。
まだベータ版ということで、仕方ないと受け入れるしかなさそうです。