ブログで発信するには、アメブロとWordPressのどちらがいいのか?こう言う論争というか、質問というか、以前からよくあります。ビジネスでの利用を前提にした場合、そもそも同列で比較すること自体がナンセンスという話もあります。

わたしの結論は、何年も前からWordPressですが、まずは本質的な話からお伝えしていこうと思います。

双方の本質を理解する

アメブロとWordPressは、表現を変えると、”他者にお借りしている無料ブログ”、と”自分が所有しているドメインのWebサイト”となります。

アメブロは、借り物であり、言うなれば賃貸物件です。

一方、自分のドメインでのWebサイトは持ち家と例えられます。

細かい話をすると、WordPressも「WordPress.com」というサービスがあって、これを利用すると賃貸利用も可能です。

ただ、今言っているWordPressは、自分でドメインを取得して、レンタルサーバーを借りて、そこにインストールしてWebサイト、ブログサイトを立ち上げるということです。

つまり、WordPressは、あくまでもWebサイト、ブログサイトを作るためのツールに過ぎません。

ツールの選択肢としては、いくつもあって有名なものは、Wixだとか、Jimdoとか、があります。

そういったツールを使ってもやっていることはほぼ同じです。

そういった中で、今世界で一番使われているのがWordPressということです。

将来、WordPressよりも優れたツールが登場すれば、それに乗り換えることだって可能なわけです。

ところで、自分のサイトは、民主国家では、犯罪でも犯さない限りはまず取り上げられることはありません。

ところが、アメブロは、運営側の意向で取り上げられる可能性があります。

その可能性が1%でもある時点で、私に言わせれば既にビジネス用途として使う選択肢としてはあり得ません。

双方のメリット・デメリット

◎アメブロのメリット

  • 無料で使える
  • 使っている人が多い
  • アメブロ内でのアクセスが期待できる

◎アメブロのデメリット

  • 運営側の広告が多い
  • 他のページへ流出しやすい
  • スマホ表示がイマイチ
  • 自分のコンテンツを勝手に使われる
  • いつ消されても文句は言えない

◎WordPressのメリット

  • ツールは無料で使える
  • ネットに情報が多い
  • デザイン変更が容易
  • 機能拡張が容易
  • 自由度が高い・・・要するに普通のWebサイト

◎WordPressのメリット

  • ドメイン代・レンタルサーバー代が必要
  • セキュリティ対策が必要・・・利用者が多いことの裏返し
  • 技術が必要・・・やれることが多い、プラグインの選択肢が多いことの裏返し

本当に役に立っているのか確認する

アメブロは以前は、SEOに強くアクセスが稼げた時代がありましたが今は違います。

「アメブロか、WordPressか?」という話は、このSEOが有効だったときの話であって、効果がほぼなくなった今となっては、もはや比較検討をする必要もなくなっているとも言えます。

ただ、今でもアメブロ内でのアクセスは稼げるようです。

ただ、その程度のアクセスが、ビジネスにつながるかは疑問ですので、お使いの方は検証をしていただきたいです。

正直、すでにお伝えしたデメリットを考えると、検証の必要性にも疑問があります。

ただ、どうしても確認した方もいらっしゃると思うのでその方法をお伝えします。

まず、アメブロ単体でビジネスしている人です。

その場合は、クロージング用に何らかのツールなり、メディアをお使いだと思います。

例えば、予約システムとか、メルマガスタンドとかになると思います。

そこで、そのクロージングに使っているメディアへのアクセス数を集計して、あなたのアメブロへのアクセス数と比較してどれぐらいのアクセスを流せているか確認するのがいいです。

そして、その数字が、アメブロ執筆の労力と見合っているか確認してください。

次に、ブログはアメブロ、メニューやクロージングはホームページという方です。

アメブロからホームページにアクセスを流している方は、Google Analyticsで正確にどれぐらいのアクセスが来ているか分かります。

加えて、どれくらいコンバージョンしているかも分かります。

つまり、どれぐらい売上げに貢献しているかが正確にわかります。

この数字を確認して、アメブロ執筆の労力と見合っているか確認してください。

コンバージョンの測定には、Google Analyticsで目標設定というのをする必要があります。

アクセス数はすぐに見られますので、その見方をご紹介します。

見方は、いくかあります。

たとえば、「集客⇒すべてのトラフィック⇒チャネル」で、ソーシャルの項目に表示されているはずです。

ここで具体的な数字がわかりますし、目標を設定しているとコンバージョンに数字が入っていて貢献度もわかります。

ただ、恐らく全然アメブロが貢献していない人が大半だと思います。

そうなると、アメブロの集客力はビジネスに利用できていないわけですから、アメブロはやめて、自分のWebサイトの運営にエネルギー集約すればいいことに納得できるはずです。

今回も最後まで読んでくださってありがとうございました。