見込み客集めのためにYoutubeを使うのと、最初から広告収入が目的のYoutuberでは、動画の作り方が全く異なります。すでに、Youtuber市場の方は、知名度のない一般の人が参入して稼げる時期は終わっているようです。ところが、見込み客集めにYoutubeを活用することについては、この先もしばらくは可能だと思います。

✓起業系の副業とは

まず、私が、起業系の副業と呼んでいるものの定義ですが、それは、自分の商品・サービスを用意してそれを売るというスタイルのものです。

対極に当たるもののは、自分の時間を切り売りするスタイルのビジネス、わかりやすいところで言えばUber EATSなどのアルバイトです。

また、下請けで仕事をもらうスタイルも私の中では起業系とは呼びません。

なぜなら、サラリーマンや派遣社員と稼ぎ方の構造が同じからです。

あくまでも、自ら価格設定、売り方などをすべてコントロールできる商品・サービスを持っているスタイルのことを起業系の副業と定義しています。

そういったスタイルで副業する人が、YouTubeを使う場合はYouTuberのマネをしてはいけません。

✓YouTuberのビジネスモデル

YouTuberの定義ですが、ここで言っているのは、有名どころでは、HIKAKINさんとかはじめしゃちょーさんとかのことです。

最近では、芸能人やお笑いタレントが既存メディアでの知名度を活かしてYouTuberになっているケースが増えてきました。 

一方、私は、YouTubeで動画をアップしているので、自らYouTuberと名乗ったり、人からそう呼ばれたりしますが、こういった方々とはYouTubeの使い方が違います。

一般のYouTuberの場合は、いかに再生数を稼ぐかが勝負です。

YouTuberのキャッシュポイントとは、動画の途中に表示される広告からの収入です。

これは、Googleアドセンスという広告です。

たくさん稼ぐためには、いかに再生回数を増やすかが勝負になります。

現実問題としては、広告の単価が低いので、かなりの再生回数がないとお小遣いにもなりません。

ちなみに、1再生当たり0.1円と言われています。

つまり、1000回再生されても収入は100円です。

このビジネスモデルは、ブログを書いてそこにアドセンス広告を貼り付けて稼ぐのと同じビジネスモデルです。

いわゆるブロガーの稼ぎ方です。

そして、どちらも実は大して儲かりません。

メリットとは、自分の商品・サービスを持ったりすることなく、気軽にできるということです。

ちなみに、かつてブログのアドセンス広告で稼げた人は、緻密な戦略を立てて、それを淡々と実行した努力の人たちです。

一方のYouTuberの方も、早期参入の方々は同じような感じでした。

ところが、今となっては既存メディアでの知名度がある人が、その知名度を利用して再生回数を稼いでいる感じです。

そして、ブログもYouTubeも資本のある企業が参入してきてますので、すでに個人が片手間で参入しても割に合う収入を得るのが難しい状況になっています。

✓起業系副業での使い方

私のYouTube動画は再生数が少ないです。

ただ、あまり気にしていません。

負け惜しみと言われそうですが、再生数を稼げる動画の作り方は知っていますが、私の目的とは違うのでやっていないだけです。

再生数を稼ぐには、万人受けするネタをターゲットのレベルを今のテレビ番組を面白いと感じている視聴者のレベルまで落とした動画を作る、ということです。

こういう表現をすると、ちょっと上から目線に思われるかもしれませんが、事実再生回数が多い動画はこういったコンセプトで作られています。

一方、私のYouTube利用の目的は、私のビジネスの見込み客を集めるためです。

ですから、こういった動画の作り方をしても全く意味がないため、ごく稀にしかそういった種類の動画は作りません。

つまり、再生数を稼いで広告収入で稼ぐビジネスモデルと、ビジネスの見込み客を集客する目的とでは、YouTube動画の作り方が全く異なるわけです。

ですから、起業系の副業のためのYouTube利用の仕方も(副業に限りませんが)、自分の商品・サービスを売るための見込み客を集めに使います。

言うなれば、Web集客の王道であって、一般的に行われているブログ集客と構造は全く同じです。

そのため、動画単体の再生数などまったく気にする必要はありません。

例えば、1再生しかなくても、その1再生が見込み客の集客としては機能する可能性があります。

やることは、いろいろな検索ワードでたくさんの動画をアップして、動画を見終わった方の導線をしっかり作っておけばいいのです。

具体的に導線とは、見込み客集めのためのオファーを用意したページのURLを動画の説明欄(概要欄)に貼り付けておくわけです。

そして、動画に興味を持った人は、そのURLからオファーページを訪問してくれるという流れになります。

ところで、私のYouTube動画は、それなりの編集をしていますが、今回お伝えした見込み客集めの動画にここまで凝った編集は必要ありません。

動画への到達経路が、検索経由がほとんどなので、なるべくたくさんの動画をアップする必要があります。

そのため、いかにシンプルに撮影して編集してアップできるかが勝負になります。

動画を作ろうと思ったら、1,2分で撮影開始できるぐらいまでシンプルな環境を作っておければ最高です。