動画を撮る際のいろいろなハードルが下がってて、5分を超える動画を撮ることも増えてきました。ただ、そうなると動画のファイルサイズはかなり大きくなります。そこで、こういった動画ファイルを人に送る場合には、Gmailが簡単ですが、クラウドストレージの共有URLを使う方法もあります。
Gmailで送るのが簡単
iPhoneなどスマホの新機種は、処理性能が良くなり、保存容量が大きいので無理なく動画が撮影・保存できます。
そのため、自分のスマホに長い時間撮影した動画でも、保存して観る分には何の不自由もない時代です。
もちろん、ちょっと使える人ならスマホで軽く編集してYouTubeにアップするぐらいまでなら何の不便もありません。
このように、自分のスマホ内で作業が完結している場合は全く問題ありません。
ただ、問題は、スマホなどで撮影した動画ファイルを他人に送る場合です。
撮影した動画自体を他人に編集してもらうために、オリジナルで送りたいケースも増えてきていると思います。
そういった動画ファイルは、100MBを軽く超えるものがほとんどです。
ファイルの送り方としては、大昔は、何でもファイル添付でした。
ただ、今も昔も、ほとんどのプロバイダメールでは送れるサイズが大きくありません。
例えば、So-netさんですと20MBが添付ファイルで送れる最大サイズです。
そこで、一昔前ですと、大きなファイルを送るためのサービスを使うケースが多かったわけです
例えば、「ギガファイル便」とか「データ便」といったサービスです。
仕組みとしては、サービスのサイトへファイルをアップロードして、先方にはサイトからダウンロードしてもらうという流れです。
この仕組みは未だ健在ですが、ちょっとセキュリティ面で気持ちの悪さはあります。
そこで、今のベストはGmailで送る方法です。
実は、Gmailの添付ファイルの上限値は25MBです。
ところが、そのサイズを超えるファイルを添付すると自動的にGoogleドライブを使ってくれるようになります。
Googleドライブというのは、いわゆるクラウドストレージと呼ばれるもので、インターネット上のサーバーにある保存領域です。
無料プランでも最大で15GBまで使えるので、相当サイズの大きいファイルでもやり取りできます。
メール送信時に、ファイルを添付する操作をすると、自動的にGoogleドライブにアップしてくれて、Googleドライブ経由でのやり取りになります。
(こんな画面に切り替わって、Googleドライブが使われます。)
つまり、メールをやり取りしている人同士は、普通に添付ファイルでやり取りしているのと操作は変わりません。
これが一番簡単だと思います。
LINEなどで送りたい場合
Gmailを持っている人同士ならこれで解決なのですが、問題はメッセージサービスでやり取りしたい場合です。
例えば、LINEでやり取りしたいとか、Facebookメッセンジャーでやり取りしたいなどです。
動画の編集を依頼される側は、PCに詳しい人が多いでしょうが、撮った動画を編集してもらう側はそうでないケースも多々あります。
そういった方の場合は、スマホからLINEとか、Facebookメッセンジャーで送りたいとなるわけです。
その場合は、クラウドストレージを使って共有リンクを送れば可能です。
ただ、どう考えてもGmailを使うことを勧めます。恐らく、10倍ぐらい簡単にできます。
そうは言っても、どうしてもLINEとか、Facebookメッセンジャーでやり取りする必要がある場合もあると思います。
面倒臭いし、難しい面もあるので正直全ての人にはオススメしません。
ただ、やり方を覚えれば応用も可能なので、今回はその方法をご紹介したいと思います。
それに、事実クラウドストレージを使ったやり取りの方がスマートです。
そういう意味でも、覚えておいて損はない方法かも知れません。
クラウドを使って送る手順
今回ご紹介するのは、iPhoneで撮ったサイズの大きな動画ファイルをLINEとか、Facebookメッセンジャーでで送る手順です。
手順としては、まずクラウドストレージに送りたい動画ファイルをアップロードします。
アップロードの際は、ギガを消費しますのでWiFi環境でやってください。
ちなみに、クラウドストレージなんか持ってないと思っている方でも、知らずに持っているケースがほとんどです。
先のGmailを持っていれば、Googleドライブが使えます。(無料プランで15GB)
iPhoneユーザーというか、Appleユーザーの場合でAppleIDを持っているなら、iCloudが使えます。(無料プランで5GB)
つぎに、クラウドにアップロードしたファイルの共有URLを取得します。
この共有URLをLINEやメッセンジャーのメッセージに貼り付けて送ればいいだけです。
そして、最大の難関がこの共有URLの取得です。
例えば、Googleドライブの場合は、ただURLをコピーすると権限がないと怒られてダウンロードできません。
ここの設定が、一番のポイントになります。
それでは、クラウドストレージごとに操作方法をご説明していきます。
Googleドライブを使う場合
前提:アプリ「Googleドライブ」がインストール済であること
①写真アプリで写真を共有する
⇒共有アイコンをタップする
②Googleドライブを選んでアップロードする
⇒アプリのアイコンがない場合はその他で探す
③Gooleドライブアプリに移動してアップしたファイルの共有URLを取得する
⇒「・・・」をクリック、リンクの共有がオフですをタップ、リンクの共有をオンにしてURLをコピーしましたと出る
④LINEなどのメッセージソフトに貼り付けて送信する
iCloudドライブを使う場合
前提:AppleIDでログイン済であること
①写真アプリで写真を共有する
⇒共有アイコンをタップする
②「”ファイル”に保存」をタップしてiCloudに保存する
③「フォルダ」アプリを開いて、アップしたファイルを選ぶ
④「iCloudでファイルを共有」をタップする
⑤共有オプションをタップして、アクセス権を設定します
(リンクを知っている人はだれでも、閲覧のみ)
⑥アプリが選べるので直接選んで、送信先を指定して送信する