ビジネスをする上で、母国語の国語力が低いとどう考えても不利です。セールスレターやブログとして文章を書く場合はもちろん、動画のレジュメの作成時にも如実に差が出てきます。もちろん、即興でトークする場合にも、国語力のあるないでは話す内容が大きな差が出ます。

そこで、今回は、国語力、特に文章力を上げるための私のオススメの方法をご紹介します。

それは、ブログでアウトプットをすることを続けることで、継続して国語力を高めることができるということです。

私もまだまだ努力を続ける必要があるとは思っていますが、私自身が短期間で国語力が上がったと実感できたのが、ブログやメルマガに力を入れ始めた後なのです。

✓何をおいても情報のインプット

当然ですが、文章としてコンテンツをアウトプットするためには、まずはそれの元ネタとなる情報のインプットが必要です。

アウトプットが苦手な人の多くは、インプットの量が圧倒的に足りないと考えて間違いないと思います。

先に理想論をお伝えしますと、質の高いアウトプットをするためには、アウトプットの10倍ぐらいのインプットが必要になります。

そして、アウトプットした内容の半分ぐらいを断腸の想いで厳選編集すると高い品質のアウトプットになります。

そうは言っても、ここまでハードルを上げるとやる気を無くす人が大半ですし、私もそこまでインプットしてからアウトプットはしていません。

実際には、アウトプットの3倍ぐらいのインプットがあれば、なんとか始められます。

ただ、やはりアウトプットの質を高めたければ、インプットの割合を増やすようにするべきです。

このインプットの必要性は、実際にアウトプットをしてみると実感できます。

インプット元として活用できるものは、やはりメインは本、書籍です。

次に、雑誌、Webページなどになります。

雑誌は、書籍と違って、バラバラのジャンルの情報が含まれていることが、インプット元としてのメリットでありデメリットです。

そのため、インプット元としてはなるべくたくさんの雑誌を調べる必要があります。

ただ、いちいち購入していると金銭的負担が大きく現実的ではありません。

そこで、「dマガジン」などの雑誌読み放題サービスを使うことをお勧めします。

ちなみに、dマガジンなら月額420円で、書店にならんでいるほとんどの雑誌を読むことができます。

恐らく、あなたが集めたい情報のジャンルの雑誌も多数含まれています。

また、その読み放題サービスがカバーしている雑誌を串刺しして記事検索ができるなど、リサーチのインプット元として非常に使えるメディアです。

Webページについては、言うまでもなく検索して表示されるページ、あるいはあなたが集めたい情報をまとめたサイトなどがインプット元になります。

ところで、実際にインプット作業を進める過程で、使えると感じた情報をメモするにはどうすればいいでしょうか?

今は、スマホで写真が簡単に取れて、それをOCRで簡単に文字起こしできる時代です。

私のオススメは、GoogleKeepというアプリです。

Keepの使い方についてはこちらの動画で説明していますので、読み終わった後にご覧ください。

「GoogleドキュメントとKeepで読書ノートを作る」
https://youtu.be/F1dqSwA36h8

Keepを使うと写真で取った文章をすぐに文字情報としてアウトプットできます。

dマガジンやWebページについても、Keepでワンタッチで取り込んでおいて、あとでGoogleドキュメントでまとめるという手順がいいと思います。

Googleドキュメントは、情報のジャンル毎に分けて作り、そして、あくまでも大雑把にメモを溜めておく貯蔵庫として使うのがいいと思います。

そのため、時間をかけてキレイにまとめる必要はありません。

✓一石二鳥なブログでのアウトプット術

情報の入力・蓄積がある程度進んだことを前提に、国語力を高めるために文章をアウトプットする段階に進みます。

アウトプットの手段としては、ブログがオススメです。

その理由は、どれぐらいの人の読まれるどうかは別にして、ブログとして公開すると日の目を見ることになるからです。

人に見られる可能性があることを意識するだけで、アウトプットの品質は上がります。

そして、一石二鳥で自分のビジネスの集客手段として機能するように、情報のインプットの段階から情報を選ぶようにするといいと思います。

つまり、自分のビジネスに関連のある情報、特に、見込み客の役に立つ情報、見込み客の悩みや疑問の答えになるような情報を中心にインプットしてください。

さて、実際のやり方ですが、特に、国語力に自信のない方の場合は、次の2段階を踏むことをオススメします。

そこそこ、国語力に自信のある方はステップ2からでもいいのですが、ステップ1も集客ブログを作るという意味ではオススメの方法です。

2段階のステップとは

①検索結果のWebページの内容をまとめて記事を作る

②検索結果のWebページの見出しを拝借して、文章は自らアウトプットして記事を作る

です。

ステップ1も2も、最初にやることは、見込み客が使うであろう検索ワードで実際に検索をしてみて、その検索結果をリサーチすることです。

そして、その検索結果の上位のWebページ、その1ページだけで、検索ワードという疑問・悩みが解決しない場合にだけ作業を続けてください。

上位のいずれかの1ページだけで検索ワードという疑問・悩みが完全に解決している場合は、検索ワードを変えてリサーチを続けてください。

ただ、大抵の場合は、1つのページだけで疑問・悩みが完全に解決してるケースは稀です。

ステップ1の段階では、検索結果の1ページ目に表示されているWebページの内容を全て表示して、その内容をまとめて1ページのWebページに再構成するという作業をします。

要するに、まとめるという作業です。

やってみると分かりますが、この作業は相当頭を使いますし、分かりやすくまとめるというのは非常に難易度が高い作業です。

国語力がなければ、なかなか分かりやすくまとめることは難しいです。

加えて、まとめた内容に、自分の知識と経験を追記すると記事のオリジナリティが高まります。

この作業を繰り返すだけでもかなり国語力は上がります。

次に、ステップ2ですが、ステップ2では、検索結果の1ページ目に表示されているWebページの内容ではなくて、見出しだけをまとめます。

見出しは、検索上位に表示されるWebページの場合は、大抵は”目次”としてまとまっています。

これらの見出しだけを収集して、再構成して完璧な見出しを作ります。

そして、再構成した見出しに対応する文章を自分が蓄積した情報を使って文章としてアウトプットしていきます。

KeepやGoogleドキュメントに蓄積した情報を総動員してください。

この作業は、やってみるとわかりますが、最初の頃は、自分の情報のインプット量が圧倒的に不足していることに気付くはずです。

その場合は、多少無理をして作業を進めてしまってもいいですが、しばらくはステップ1の作業を続けながら、並行して情報のインプット作業を加速させて続ける方がオススメです。

また、ある程度、インプットの量が足りていても、その情報をアウトプットしてまとめる作業には、ステップ1とは次元の違う難しさを感じることになると思います。

ただ、この作業を続けていれば、どう転んでも国語力、文章力は上がります。

ステップ1でも十分に国語力は上がりますが、ステップ2はそれ以上に国語力が上がることを実感できるはずです。

そして、続ければ続けるほど、上がっていきます。

確実に、あなたの一生の財産になると断言できます。

それと、ステップ1もステップ2も同様ですが、完成した文章は他人にも読んでもらって読みやすさやまとまり度を辛口で評価してもらうようにするといいです。

厳しくチェックを受けるとへこみますが、なるべく辛口の人を探してお願いした方が力は付きます。

✓人の役に立つまとめ記事の存在意義

ステップ2の見出しだけを拝借する方法であれば、自分のアウトプットした記事の存在意義を自信を持って認めることができると思います。

ただ、ステップ1の他人のWebページの内容をまとめて、少し自分の知見を加える方法の場合は、その記事の存在意義に疑問を持つ人もいるかもしれません。

「だってパクりじゃないですか?」と言いたくなるかもしれないです。

ところが、そういった方法で作った記事にも多いに存在意義があります。

なぜなら、検索結果として表示されるページの理想型は、検索したユーザーがそのページを読めば疑問・悩みが完全に解決することだからです。

つまり、そうったWebページが存在しない状態、いくつかのWebページの内容をまとまめないと検索ユーザーの疑問・悩みが解決出来ていないなら、そういったまとめ記事には存在意義があるのです。

あなた自身もそうでしょうが、疑問や悩みがあって検索で調べものをしている際に、何ページもWebページを読まないと疑問が解決しないのはストレスなはずです。

1ページで検索ユーザーの悩み・疑問を解決できれば、そう言ったストレスを感じる人を減らせるわけですから、十分に価値のある作業になっているわけです。

そして、繰り替えしになりますが、まとめるという作業は高度な能力ですから、国語力も向上します。

そして、この作業を積み重ねることで、知識が定着しながら積み重なっていくので頭もよくなります。

正確には、周りからは物知り、頭がいいと見られるようになります。

これは、あらゆるメディアで発信する情報、具体的にはリアルで話す内容も含めてですが、内容がリッチになってくるからです。