特に今お仕事で事務作業をされている方は、Pythonというプログラミング言語を覚えて副業をするためのいい環境にいると言えます。理由は、プログラミングスキル向上のための題材が目の前にあるからです。自分の仕事が楽になって、加えてプログラミングスキルまで向上し、おまけに副業で稼げるようになるなら高いモチベーションを維持できます。

事務作業は宝の山

プログラミングに挑戦しませんか?

実は、プログラミング言語の進化によって、プログラミング修得のハードルが劇的に下がっています。

特に事務職の方の場合は、プログラミングするための題材が目の前にあるため非常に高いモチベーションでプログラミングを覚えることができます。

そして、このプログラミングを覚えると副業ができるようになります。

副業の種類としては、私がオススメしていない自分の時間を消費する副業になります。

ただ、プログラミングというスキルが確実に身につくのでただの時間消費とは異なります。

副業として仕事を受ける際に注意した方がいいこともありますのでそれをお伝えします。

 

実は、よほど組織的に作業が合理化された企業でもない限り、そこそこ大きな企業であっても事務作業には無駄が多いです。

具体的には、人が手作業でやらなくてもいいこと、つまりプログラミングで自動化できる作業が山ほどあります。

また、人がやるとミスが混入しやすい作業もあり、こういった作業はプログラミング化した方がいい作業になります。

もちろん、昔からこういった作業をプログラミングして自動化する方法はあったのですが、今はその環境が劇的に向上しています。

素人でも少し頑張れば、本格的なプログラミング力が身につくようになっています。

具体的には、Pythonというプログラミング言語がその1つです。

他にも選択肢はありますが、今回ご紹介する事務作業を自動化するには、Pythonがオススメです。

ちなみに、Pythonというプログラミング言語を使うと次の様なことができます。

・AI/機械学習
・データ分析
・業務効率化・自動化
・Webスクレイピング
・Webアプリケーション

「AI/機械学習」は、文字通りAIプログラミングです。

このニーズは高く、このプログラミングができる人はこの先も確実に重宝されます。

「データ分析」とは、定義としては、まとまっていないデータの中から、そのデータの特徴を見つけ出して、そのデータのもつ正しい意味を考えるということです。

説明が長くなりますし、難しいので今回は省略します。

次に「業務効率化・自動化」は、例としては、

・Excel業務の自動化
・コピペ作業の自動化
・SNSの自動化
・株や仮想通貨の自動販売

といったことができますが、事務職としてお仕事されている方が取り組むのは”ここ”です。

やることが明確で取り組みやすく、結果としてその成果が明確に現れます。

言ってしまえば、今自分がやっている仕事が楽になるのでモチベーション高く取り組めるのです。

「Webスクレイピング」とは、要するにWeb上にある情報の自動収集ですが、次々にWebサイトにアクセスして、

・営業リスト収集
・競合商品リサーチ
・検索結果リサーチ

といったことをします。

こういった作業も、人手でやると大変ですし、時間がかかりミスも混入しますが、プログラムには得意な仕事になります。

「Webアプリケーション」は、単純なページの集合体ではなく、何らかのサービスを提供してくれるWebサイト・ホームページのことです。

例えば、ホテルの予約サイトなどもWebアプリケーションですが、こういったものがPythonを使えば開発できます。

このように万能とも言えるPythonというプログラミング言語ですが、事務職のあなたにやるべきなのは”業務効率化・自動化”です。

加えて、あなたの会社のお仕事の内容によっては”Webスクレイピング”も対象になります。

今あなたがやっている作業で自動化できるものを見つけたら、Pythonを使って試しに作ってみて下さい。

そして、うまく言ったら実戦配備の許可を上司に提案してみてください。

一つ目がうまく行けば、他の作業もどんどん効率化して、そしてプログラミングの腕を上げていってください。

ちなみに、この流れが作れて社内業務の効率化が高まるようになれば、あなたの存在は社内で欠かせないものとなります。

派遣社員として働いている方の場合は、ほぼ安定が確約されたと言っても過言ではないでしょう。

仮にその職場から切られても、自分の能力を正しくアピールできれば、その先は引く手あまたとなることが予想されます。

プログラミングを学ぶ

では、Pythonに限らず、プログラミングはどのように学べばいいのかご説明します。

何らかのスキルを身に付ける場合はなんでもそうですが、最終的には”自学自習”をすることにつきます。

ただ、誰かに教えを請うことを否定している訳ではなく、最終的には自学自習、しかもなるべく早くその状態に持っていくのが理想ということです。

プログラミングも早い段階で自学自習できるようになる方がいいのですが、他のスキルを学場合と少し異なる点は最初だけは誰かに教えてもらった方が効率がいいということです。

IT系のスキルというのは、シンプルなPC操作やスマホ操作であっても、最初のとっかかりですごく時間がかかるのが特徴です。

そこで、最初だけは先生を探して、ある程度のところまで引っ張り上げてもらうようにします。

その”ある程度”がどの程度かですが、そうですね、1本簡単なプログラムが作れるようになるところまででいいと思います。

その後は、自学自習に移れると思います。

そこまでのスキルが身についていれば、その後は、書籍で学ぶのもあり、参考となるWebサイトを探すのもあり、YouTubeで無料動画を探すのもあり、です。

今の時代は、大したお金をかけなくても自学自習の教材はいくらでもあります。

さて、問題となる最初の先生の探し方ですが、できればお知り合いのお知り合いぐらいまで広げて探してみるのがいいです。

友だちの友だちまで広げれば、まず見つかります。

どうしても見つからない場合は、タイムチケットとか、ストアカというサービスを使って探してみて下さい。

師匠となる先生とは、ある程度のレベルまで引っ張り上げてもらった後も、随時相談できる相手として繋がりつづけてください。

そのためには、相性が重要になりますので、先生を探す際は、複数名の方に教えてもらって相性のいい人を選んでください。

今の時代は、自学自習でつまづいても、ネットにいくらでも情報が転がっているのでなんとかなるはずです。

特に、Pythonのいいところは、情報が豊富に存在している点です。

ただ、どうしても自学自習をしている過程で超えられない壁にぶち当たることもあるでしょう。

そういった際に頼るための師匠ということです。

ちなみに、私はサラリーマン時代の後半は小さい会社IT部門で私ひとりのワンマンオフィスで仕事をしていました。

つまり、その頃から誰も頼る人がいませんでしたし、それ以来ずっと1人でやってきています。

ただ、この環境はマジで辛いので真似する必要はありませんが、その気になれば1人でもなんとかなることをお伝えしたいです。

副業として始める

次に、覚えたプログラミングで副業を始める手順です。

そこそこプログラミングができるようになったら、まだちょっと早いかもという段階で他人いから仕事を受けてみて下さい。

「横着なことを言うな」と怒られそうですが、まあなんとかなりますし、それ以上に満を持していてはいつまでたっても動けないです。

仕事は、クラウドソーシングのマッチングサービス、ランサーズ、クラウドワークスなどで探してください。

こういったマッチングサイトの仕事の受注形態はコンペなのですが、価格を下げて提案すると受注できる可能性が高まります。

この場では、稼ごうとは思わずに、経験を積むつもりで価格を下げて受注数を増やして経験を積むことを目的にしてください。

稼ぐのは次のステップになります。

この場で、仕事をしていると、他社から仕事を受けるということがどういったことで、どういったトラブルが起きるなどが分かってきます。

そして、そこそこ慣れてきたら、これも早い段階でクラウドソーシングの場からは離れます。

経験を積むことが目的の場なので、クラウドソーシングサービスに長居する必要はありません。

実は、クラウドソーシングは、ほとんどの案件が、手間がかかる割に利益率が悪いのです。

そこで、次のステップでは、自力で仕事を探します。

「自力で仕事なんて受けられるのか」と思われる方も多いと思いますが、依頼する側としてはクラウドソーシングサービス経由で頼むのも、直接頼むのもリスクは全く同じです。

どちらかというと、仕事を受ける私たちの方が取りっぱぐれのリスクが生じます。

直接お仕事を下さる企業を自力で探す方法ですが、クラウドソーシングをしていたときに相性が良かった会社でもいいです。

それ以外の王道の方法は、自分で集客用のLPを作って検索広告を出す方法です。

ターゲットは、事務作業を効率化・自動化したい会社です。

提供するサービスは、Pythonを使った効率化・自動化のプログラム開発です。

シンプルにこのターゲット、サービス内容でやって下さい。

Pythonというと、何でもできるプログラミング言語なので他の案件を依頼される場合もありますが、最初は今までやってきた事務作業だけに絞るべきです。

LPには、今までやった仕事をポートフォリオをして列挙して、どれぐらいの金額でできるかを明記してください。

すぐに問い合わせがあるはずです。

ほとんどのシステム会社のLPは、表現が抽象的すぎて、依頼する側は問い合わせに躊躇します。

そのため、具体的なことを明記すればするほど、他はそのような具体的な表示をしていないので差が付き、結果的に反応が高まります。

最初は、検索広告の広告費の高さに腰が引けるかもしれませんが、結果的には低予算で集客できるはずです。

また、最初の頃は、経験を積む目的で、仕事内容や仕事相手との相性を無視して仕事を取ってもいいです。

ただ、なるべく早い段階で、ご自身の信念を確立して、仕事内容と付き合うべき相手を厳選して強気で仕事をするようにしてください。

なぜなら、仕事内容が面白くない、仕事相手との相性が悪いとなると、副業は全然楽しくないからです。

そもそも、需給バランスで言えば、プログラマーは数が少なく確実に需要のある仕事なので、弱気になる必要はまったくありません。

また、副業の際に、他の企業の開発プロジェクトの下請けに入る方法もありますが、この仕事のやり方はあまりおもしろくないと思います。

もちろん、これは個人の考え方の違いによりますので、「下請けの方がいい」とお考えなら止めませんし、事実下請けの方が売上げが安定するケースも多々あります。

ただ、そうでない限りは、是非とも直接受注を目指して下さい。

直接受注したビジネスはその醍醐味が違いますので、その感覚を是非味わって欲しいです。

そして、業務の効率化のプログラミングから始めて、仕事の経験を積んで、プログラミング言語としてのPythonが自在に使える様になれば次のステップにも移行可能になります。

それは、最初にご紹介した、AIやデータ分析などの分野です。

これらは、業務の効率化などに比べるとのワンランク上の仕事になります。

当然、受注金額もワンランク変わって来ます。

腕さえ上げれば、こういった仕事も受けられるようになります。