TikTokは新参者にも平等にチャンスをくれます。どんな動画でも100回程度は再生される機会が与えられるため、後は動画の作り手の努力次第です。動画の品質を上げるためには、試行錯誤を繰り返すためのある程度の継続が必要ですがショート動画はその継続が容易という特徴があります。

インターネットには、常にバブルな集客ツールがあります。
 
今は、間違いなくTikTokであり、もう少し範囲を広げればショート動画での集客がそれに当たります。
 
ショート動画は、ほぼ全ての業種で使えますので、迷わず試してみることをオススメします。
 
 
 
 

その”いつか”は永遠に訪れない

 
動画は腰が重くなりがちです。
 
私は、「動画やりたい」といいながら、ずっとやっていない人を何人も知っています。
 
そういった人たちの言い訳は、「●●になったらやろう」というのが多いです。
 
例えば、「何かが終わったらとか」、「時間に余裕ができたらとか」ですが、残念ながらそんなタイミングは永遠に訪れません(笑)
 
 
話は変わりますが、今ショート動画、特にTikTokをやるべき理由をお伝えします。
 
それは、すぐに自分の実力が把握できるからです。
 
言い換えれば、自分の無能ぶりも自分自身にバレてしまいます。
 
TikTokの特徴は、新参者にも平等に動画を配信してくれる点です。
 
最低100回程度は、再生されるチャンスを与えてくれます。
 
YouTubeやInstagramなどのように過去の実績やチャンネル登録者などの数は不要です。
 
逆に言えば、結果が悪いと言い訳できなくなります。
 
100回表示されているのに、反応がなければあなたのせいになるからです。
 
過去の実績がないことやチャンネル登録者が少ないことを理由に逃げることができません。
 
つまり、ほとんどの人は、この100回で結果が出せなかった自分の無能ぶりに気づかされるわけです。
 
 
でも、このことをポジティブに考えましょう。
 
いつまでTikTokが最低100回表示をしてくれるかわかりませんが、まだ当面はこのルールは変わらないと思います。
 
つまり、しばらくの間は何度でも挑戦できます。
 
何度も挑戦して、無能を脱却すればいいのです。
 
そのための訓練の場が無料で公開されていると考えるのです。
 
 
ちなみに、TikTok以外のYouTube、Instagramなどでも、ショート動画についてはある程度の回数は再生をしてくれます。
 
でも、TikTokの方が確実ですのでまずはTikTokから始めて下さい。
 
実際にショート動画を初めてみるとわかりますが、いいショート動画を作ろうと思うと、アウトプットの総合力が求められます。
 
アウトプットの能力が高まれば、ショート動画がどうこうではなく、あなたのビジネス自体がうまくいく確率が上がります。
 
あなたのアウトプット能力を高めるための格好の訓練の場が無料で公開されているとも言えるわけです。
 
こんな素晴らしいチャンスを逃す理由があるでしょうか?
 
 
話を最初に戻しますが、こんなチャンスが目の前に転がっているのに、「いつかやろう」なんて考えている場合ではありません。
 
「万全な準備してからやろう」なんていう呑気な考えは捨ててください。
 
 
 

習慣化のコツとマインド

 
何ごともそうですが、うまくできるようになるには時間がかかるので、一定期間は継続する必要があります。
 
逆に言えば、継続さえできれば、うまくできるようになるのは時間の問題になるのです。
 
ところが、ほとんどの人は、継続できないで途中でやめてしまいます。
 
継続できない人のほとんどは、気合いと根性でなんとかしようとしがちですが、この方法では99%の人は失敗します。
 
そもそも、気合いと根性で継続しようとしてはいけません。
 
継続するためのコツは、その作業を無理なくできる習慣にすることです。
 
なるべく楽に無理なく続けられるように障害となるものを見つけて徹底的にそぎ落とすことです。
 
もちろん、障害になると感じるものは、その人の性格や考え方によって異なります。
 
自分で見つけてはそぎ落としていく必要があります。
 
ただ、私なりのショート動画のアップを習慣化するためのコツがありますのでそれをお伝えします。
 
これらは、恐らく多くの人に共通で役に立つのでは思います。
 
まず、ショート動画作成の手順ですが、①シナリオを作る②撮影する③編集してアップする、の3ステップです。
 
そして、一般的なYouTube動画のようなある程度の長さ、例えば10分程度の長さの動画を作るのに比べると、ショート動画の場合は、それぞれの工程はとてもシンプルです。
 
そのため、そもそも従来型の長めの動画に比べると継続することが容易です。
 
 
それぞれの工程を順番にみていきましょう。
 
①シナリオを作る
 
30秒から60秒の動画を作ることを前提にシナリオを作ります。
 
最初は、どれぐらいの長さをどれぐらいのテンポで話せば何秒になるかを検証します。
 
適当でいいのでシナリオを作って、まずはストップウォッチで測りながら話してみます。
 
ここでは、考えすぎずに、まずは適当にシナリオを作って始めることが重要です。
 
やってみると、思ったより30秒は長いかもしれませんし、短いかもしれません。
 
ただ、やってみないとその感覚は掴めないので、本当に適当でいいのですぐにやってみることが重要なのです。
 
そして、30秒から60秒に必要なシナリオの長さが把握できたら、ここで初めて真面目にシナリオの内容を考えます。
 
ただ、ここでもシナリオの作り方をググったりして調べないでください。
 
理由は、これまでと同じで作業の手が止まるからです。
 
ショート動画は、何度でもやり直しが効くので、自分の感性で好きなようにシナリオを作って始めてしまうことが重要です。
 
また、自分の感性に従って作った方が、あなたオリジナルの動画になります。
 
アップしたショート動画は、日々その反応を見ながらよりよくする作業をしていきます。
 
その際に、ようやくネット検索などで見つかる反応が上がりやすいショート動画の作り方といったノウハウを学んでください。
 
つまり、最初からノウハウを学んで作るのではなく、作った動画に足りないものを補いながら完成度を高めるという手順をとるわけです。
 
それで、次がこの手順に必要になるのが継続ということです。
 
 
②撮影する
 
ショート動画の撮影を始めるまでに、つまり録画ボタンを押すまでに3分以上の時間がかかるようでは継続は難しくなります。
 
撮影しようとしたら、2,3ステップの動きで撮影開始できるように工夫をしていってください。
 
例えば、スマホを設置する三脚や自撮り棒をどこに置くか、自分はどこに立つのか、あるいは座るか、照明の位置はどうするか、など毎回考えることなく決めておきます。
 
2,3ステップの動きで3分以内で準備できるようにしておけば、シナリオさえできていればすぐに撮影開始できるはずです。
 
これが習慣化には欠かせない準備になります。
 
 
まずは撮影を始めることが大事なので、例えば三脚や自撮り棒を持っていない場合は先延ばしをせずにとりあえずスマホをガムテープでとめて取るぐらいの勢いが欲しいです。
 
Amazonで三脚をAmazonでポチって届くまで待つのではなく、ポチった後も三脚が届くまではガムテープでとめて撮影するという勢いです。
 
同じようにライティングがなくても、部屋の照明や外の光を利用したり、膝の上に白い紙やハンカチを置いたりすれば撮影は始められます。
 
最初が肝心なので、この程度の障害で手を止めることなく実践できると勢いが付くと思います。
 
ところで、基本的に、ショート動画は縦取りなのでスマホでの自撮りで撮影します。
 
スマホで撮る場合に、シナリオの内容が覚えられないなら、印刷してスマホの横に貼ってもいいですし、パソコン持っている人ならスマホの横に置いて読めるようにして撮影してもいいと思います。
 
自撮りでの注意として、目線の位置があるのですが、撮影時に見るのは液晶画面ではなくカメラの位置を見るように注意するといいと思います。
 
なお、顔出しが嫌な方の場合は、ミー文字を使ったVTuber的な動画作成も可能です。
 
こんな感じの動画をご覧になったことがあると思います。
 
FaceID対応のiPhoneであれば可能ですので、「ミー文字」で検索してもらうとやり方が見つかります。
 
それと、ショート動画は縦長なので立って撮影するのに向いています。
 
また、立ってボディランゲージを使いながら話す方が感情が伝わっていいというメリットもあります。
 
 
③編集してアップする
 
撮影後の編集してアップの作業ですが、ショート動画の場合はスマホで完結できます。
 
設定箇所が多く感じますが、これは何度かやって慣れることが早道です。
 
そのためにも、今までお伝えしてきたように準備不足と感じながらでもとにかく動画を撮って始めることが練習になるわけです。
 
何度かやって慣れると自分なりのパターンができるので、そうなれば撮影後の編集からアップまではあっという間に終わらせることができるはずです。
 
 
 

継続しないと完成度は高まらない

 
最初にお伝えしたとおり、ショート動画の完成度は継続しないと高まりません。
 
ショート動画は、シナリオの作成からアップまで1時間もかからないはずです。
 
この程度の時間を捻出するのはさほど難しくないので、習慣化のためにも毎日1本アップするのがいいと思います。
 
そして、習慣化のための工夫として継続を邪魔する事がらをそぎ落とす日々の手間を怠らないようにします。
 
アップした動画を自ら見直して、今日の動画よりも明日の動画が少しでも良くなるための工夫を加えます。
 
例えば、シナリオの改善、撮影時の表情やボディランゲージの改善、編集時のBGMや効果の工夫などが考えられます。
 
この作業を繰り返して継続できれば、結果が出ない方が不思議かもしれません。
 
ただ、そうは言っても短期間の内に結果が出ることの方が少ないです。
 
そのため、くどいですが無理なく続けられる習慣こそが必要になるわけです。
 
 
 
この原稿を作り始めた頃にとんでもないニュースを目にしました。
 
「米FCC “TikTok削除を” アップルとグーグルに要請」
 
アップルがこれに応じたらiPhoneでのTikTokでの動画集客はできなくなります。
 
これは、大問題です。
 
まだ、どうなるか結果が出ていませんが、しばらくは動向を注視する必要があります。