こんにちは、藤田です。

今回もメルマガをお届けします。

1. 許せない人を許す方法

たいていの人なら、これまでの人生で許せないと思える人が1人や2人はいたと思います。

そんな許せない人を許す方法があります。

あの筋トレ伝道師のテストステロン(Testosterone)の本で『幸福の達人 科学的に自分を幸せにする行動リスト50』からの引用です。

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この本の”幸せになるためにやることリスト28”という章に、「許すとは?」について書かれていてなかなか興味深かったです。

許せない人がいる人は、せめて忘れた方がいい、恨みの感情に支配しつづけると人生は辛いし、疲れるということです。

恨むのをストップしないと、過去のイヤな思いがあなたの未来をも傷つける、過去にあなたを傷つけた人にあなたの未来も傷つけさせないでください、とあってすごく腑に落ちました。

許すとは、相手のためでなく自分のために忘れるためにするということです。

相手が反省しているとかしてないとか、納得ができないとか、そういった細かいことを考えずに自分のために許すんだと。

そもそも、許すからといってその人と和解する必要はないし、関係を再構築する必要もないわけです。

大切なことは、許せない精神状態にいることで、その人があなたの心に占めているスペースを取り戻すことだと。

確かにその通りだと思いました。

言い換えると、許すという行為は、相手のためではなくて、自分を解放するための選択とも言える。

そして、許すことの副次的なメリットとして、結果的に自尊心が高まるらしいです。

これで許せない人が登場してもスパッとスルーできそうですね。

2. あなたの見解は錯覚かもしれない

自分の見解を自信満々で語る人は多いです。もちろん、私もその一人です。

ところで、「その見解についてあなたは本当に知識がありますか」と聞かれたらどうなるでしょうか?

アダムグラントさんの本がいい本が多いのですが、その中の『THINK AGAIN 発想を変える、思い込みを手放す』にこのことが書かれていました。

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私は自分の見解を語ることが多いので、読んで自らを省みてけっこう笑ってしまいました。

大抵の人は、もちろん私もですが、自分の持っている見解についての「説明深度」を錯覚しているということだそうです。

説明深度とは何か?

錯覚とは、人は自分の知識を過大評価しがちということです。

例えばですが、選挙の時期などに、ある人が特定の政治家のある政策を支持していたとします。

その際に、その政策以外の可能性について問われると、「その政策以外は考えられない」という感じで自分の見解に固執する傾向が強くなるそうです。

ところが、「どのようにその政策が実現されるのか?」とか、「どのようにそれを他人に説明するのか?」と尋ねると、ほとんどの人は説明に窮して自分の知識の曖昧さに気づくそうです。

自分たちの知識に空白部分があることに気づく、つまり、自分の説明深度が浅く、持っている知識が大したことないことに気づくわけです。

そのように気づくと、自分の見方を疑問視して、それまで他の選択肢にも目を向けられるようになるそうです。

つまり、固執していた自分の見解にこだわらなくなるそうです。

言うまでもなく、偏った考え方を持っているのは好ましい状況とは言えません。

ちょっと自分の見解に固執しているかもと感じたら、錯覚している可能性を疑ってこういった感じで見つめ直すといいかもしれません。

「これしかない」、「これが唯一の方法だ」という感じで思っているときはそのタイミングですね。

3. 人の悪口を言うことのデメリット

ちょっと前の本になりますが、樺沢紫苑さんの『学びを結果に変えるアウトプット大全』からのご紹介です。

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人の悪口を言うことは「百害あって一利なし」ということ、その3つの危険すぎるデメリットについてです。

“話す3 悪口はネガティブ人生の始まり”という章に書かれています。

まず、人の悪口は、一見ストレスの発散にはなるのでは、と思いたくもなります。

ところが、なんと逆に言った本人のストレスが増えることが分かっているそうです。

これはかなり意外でした。

次に、認知症になる確率も3倍以上に跳ね上がるそうです。

これは、悪口をいうことでコルチゾールというホルモンが過剰に分泌されることが原因のようで、さらに普段の生活での免疫力も下がるそうです。

さらに、悪口を言っている相手のことを嫌いという感情を強化してしまうということです。

なぜなら、アウトプットは記憶の強化に役だってしまうからです。

その人のことを嫌いという感情を強化してしまうと、本人の前で直接悪口を言わなくても、非言語メッセージで相手に伝わってしまうそうです。

その結果、この人との関係はどんどん悪くなっていきます。

もうこれだけのデメリットでも踏んだり蹴ったりですが、もう一つあります。

それは、悪いところ探しの名人になってしまう。

人の悪口を言うことは、ネガティブ思考のトレーニングをしているのと全く同じということです。

そして、訓練を続けることで、他人だけでなく自分の悪いところにも目が行くようになります。

ネガティブ思考は、あなたの人生にブレーキをかけて、何をやってもうまくいかない人生を自分自身で作り出すことになるということです。

ということで、金輪際、きっぱりと人の悪口を言うのをやめたいと思います。

もし、人の悪口を言いたくなったら、その代わりにこのエピソードを伝えるようにします。