こんにちは、藤田です。
今回もメルマガをお届けします。
1. 学ぶには書籍よりも実践
今回は、生成Ai元年を振り返るという感じの内容でお届けしたいと思います。
生成AIというのは、画像生成の方が先行していたので2022年が元年だという人もいますが、ChatGPT(チャットGPT)2022年11月に公開されたことを考えると、今年の方が元年っぽい気もします。
そして、恐らく後年になって、この2023年がインターネット革命と並ぶ革命の年として語られるはずです。
私は1週間に1回ぐらいは大型書店を軽く見てまわるのですが、今年のChatGPTに関する書籍の数の増え方はものすごかったです。
最初は、ChatGPTを学ぼうにも書籍などの情報がなくて困っていたのに今ではどれを選べばいいのかわからない状態になっています。
出版業界では、まさにフィバーになっています。
ただ、残念なことに、ChatGPTを始めとする生成AIについては、アップデートの速度が早すぎて本が出版されるころには内容が古くなってしまっています。
ちょっと古くなっているぐらいならいいのでしょうが、現実にはほとんど役に立たないぐらいにアップデートしているのです。
ですので、もしあなたがChatGPTを学ぼうとして本を選ぼうとされているならその点を考慮して本を選んでください。
個人的には、雑誌の特集の方がまだ鮮度は高いと思います。(それでも古くなっていますが)
内容が古くなったとしても、生成AIを使う上での本質的な部分があるのでそういった内容は役に立ちます。
ただ、そのレベルの内容は、雑誌の特集であれば見開きページで十分にまとまる内容です。
私のオススメは、ずばり使ってみること、できれば目的を持って毎日使ってみることです。
私はほぼ毎日使っていますが、頻繁にアップデートされるのを体感しています。
そして、使っているうちに”付き合い方”もわかってきています。
使える分野、使えない分野も当然わかります。
決してどんな分野の手放しで使える夢の技術ではありません。
逆に、その特性が分かっていればものすごく有益なツールです。
2. ライバルも出揃った
ところで、ChatGPTを代表とするテキスト生成AIもライバルが出そろってきた感があります。
その筆頭は「Claude」(クロードと読むみたいです)というサービスです。
このサービスの開発会社には、Amazonも出資しているようです。
このGeminiの性能が、先行するChatGPTの優秀な方のバージョンである「4」よりも性能がいいということで話題になっています。
私もまだ触っていないので、よく仕組みがわからないのですが、BardとGeminiは別ものみたいなのですが、使う側の私たちとしてはBardを使うとGeminiが搭載されていることらしいです。
ただ、まだBardの日本語版にはまだGeminiには未対応です。
Googleさんは、得意のマーケティングでお騒ぎはしていますが、まだその実力の程はわからないということです。
すでに米国では使えて高い評価もされているようですが、私は自分で使ってみるまでは信用する黄はないです。
一方、追われる側のChatGPTの開発会社は、一時期は創業者のCEO解任騒ぎで大騒ぎになっていました。
そして、私はこの騒ぎをOpenAIという会社が仕組んだChatGPTの知名度を上げるためのマーケティングじゃないかと疑っています。
つまり、ヤラセじゃないのということです。
所詮これは私の推測の域を出ませんが、最高の話題作りになったのは事実です。
そして、その大騒ぎの前後で、ChatGPTの開発会社OpenAIの内部はほとんど何も変わっていないのが事実です。
SNSで一気に情報が拡散する今の時代はこれぐらいのヤラセがあっても別に不思議でも何でもありません。
3. 仕事に使ってみた感想
以前のメルマガでもお伝えしましたが、実は生成AIによるプログラムコード生成がすごいので私はシステム開発事業に復帰しようと思いました。
若くないとできない作業をAIが肩代わりしてくれ、シニアである私はもっと上位部分の設計だけをすればいいのではと考えたのです。
つまり、生成AIは、シニアとなったシステムエンジニアの老いをカバーしてくれるのでは?ということです。
また、ネガティブ名面のカバーだけではなく、シニアエンジニアが持つ今までの経験を活かせるというポジティブな面は業界にとっては朗報だと思います。
そして私自身、実際に数ヶ月前からWebアプリケーションをChatGPTをフル活用して開発しています。
まったく知らない技術とプログラム言語を使って、予備的な勉強もほぼなしでぶっつけでの開発にトライしてきました。
現在の状況は、少々やり方が乱暴すぎて進み方が緩慢になっていますが、もうすぐ小規模ながらもWebアプリケーションが開発できそうです。
これは、お遊びで作ったシステムではなく、実際に知り合いの会社に使ってもらうシステムです。
つまり、私はほぼ結果を出せたことになります。
全く知らない技術やプログラミング言語であっても、本質的なシステム開発の知識があれば、生成AIの助けを借りれば開発ができるのです。
生成AIは、プログラミングの業界との相性がいいと言われているので、こういった試みを実践するのには最適だったと思います。
プログラミング以外の世界でも、私と同じような試みを実践している人が必ずいると思います。
仕事の仕方が根本的に変わる時代が来たと思っています。