こんにちは、藤田です。
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1.動画を観る前にその価値があるか判断したい
YouTube動画は有益な情報を提供している動画が多いのですが、反面ハズレの動画も多いです。
特に、広告収益をメインにしている動画の場合は無理に動画の時間を長くしていることが多いので尚更です。
そもそも動画は、Webページなどの文字情報と違って、倍速で観てもそれなりの時間がかかります。
つまり、タイパが良くないのが難点です。
可能なら動画を観る前にその価値があるか判断したいです。
そこで、使いたいと思っているのがYouTube動画の要約をしてくれる生成AIを使ったサービスです。
私が最初に使い始めたのが、Chromeブラウザの拡張機能で「Glarity-ChatGPT4」というものなのですが、当初は実際に動かすと途中で止まったりしてイマイチだったため、そのまま使わなくなって放置していました。
ところで、AI、特に、文章生成AIについては圧倒的にChatGPTの知名度が高いですが、MicrosoftさんのEdgeブラウザに装備されているCopilot(コパイロット)もかなり有力な選択肢です。
反応は遅いですが無料で使えますし、ChatGPTと比べて使い勝手がいい点もあります。
特に、YouTube動画の要約についてはワンタッチで行えます。
そこで今回は、YouTube動画の要約の精度がどの程度のものかが分からないと前向きに使う気にもならないので、軽くではありますが検証をした内容をご紹介します。
まず、実際に私が動画をみて要約を作り、その後に、AIであるEdgeブラウザのCopilotとChromeブラウザの「Glarity-ChatGPT4」で要約を作って比較してみるというものです。
2. 人力で要約してみる
要約してみるYouTube動画として選んだのが、「kintone(キントーン)」というノーコードで業務アプリが開発できるサービスについて簡単に紹介してくれている動画です。
『【8分ください】kintone(キントーン)とは?出来ることを誰よりも分かりやすく説明します。【サイボウズ公式パートナー】vol208』
https://www.youtube.com/watch?v=aX7lf7FGP_s
以前からノーコード開発が可能なキントーンについては知っていたのですが、実際どんなものかは知りません。
今朝、テレビの豊川悦司さんがアプリを作っているコマーシャルでのが流れていたのも選んだ理由です。
また、最近私自身が、生成AIを活用した低価格でのシステム開発ビジネスを立ち上げたこともあり、ノーコードで開発などと聞くとちょっと反応してしまいます。
つまり、ノーコードでどこまでできるのだろうという好奇心です。
裏を返せば、ノーコードでは大したことはできないだろうといううがった見方でもあります。
ノーコード開発のツールについては、キントーンはもちろんかなり種類が増えてきました。
ただ、プロの私からすれば、ノーコードでは大したことはできないだろうと高をくくっているところがあります。
話を戻しますが、このキントーンに関する動画の人力での要約をしたところ、時間としては動画再生時間の1.5倍から2倍ぐらい時間がかかりました。
以下が要約内容です。
キントーンとは
iPhoneに例えると、iPhoneはアプリをインストールして自分のためにカスタマイズして便利にする。
キントーンも同じで、アプリを開発して自社用に使いやすいようにカスタマイズする。
どちらも有料サービスを利用すること(有料アプリ、有料プラグイン)でよりリッチな機能が実現できる。
アプリとは
「有給申請アプリ」を例に、クラウドからどこからいつでも有給申請できるようにしたいという要望を実現するには?
フォームに、入力項目をドラッグアンドドロップで配置して作って行く。
アプリ連携とは
情報を一元管理するのが目的。
例えば、顧客管理マスタに、商談履歴を組み込むことができる。
商談履歴とは、営業の方に商談した後に必ず入力してもらっている履歴で、入力されると顧客管理マスタに紐付いて一覧に追加される。
また、顧客管理マスタには、過去の契約履歴や請求履歴が組み込まれていて一覧されている。
それぞれのアプリは分かれていて、従業員は業務としては、請求管理アプリ、契約管理アプリを使う。
業務はアプリで分かれているが、情報は一元管理できるというのがポイント、逆にこのように管理することが重要になる。
キントーンの強み
システム導入が失敗するのは、現場が使ってくれないこと。
キントーンは、業務をアプリ単位で分解して現場他使いやすいようにカスタマイズできる。
また、このパターンを覚えれば、自分たちでも開発の方針を考えることができる。
結論
自分たちで作れると謳っているが実際にはそんなに簡単ではない。
以上ですが、自分が実際に観てまとめて、ここがポイントと思ったのは、業務をアプリ単位で分割できて、それを顧客マスタなどに一元管理できるということだと思います。
生成AIが作る要約に、この部分が含まれているかに注目したいと思います。
3. EdgeブラウザのCopilot
まず、EdgeブラウザのCopilotを使ってやってみます。
Copilotが出力してくれた要約は以下です。
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なかなか簡潔にまとまっていると感じました。
ただ、私がポイントと思っている箇所で、”業務ごとにアプリを開発する”というような内容がなかったのはある意味意外でした。
4. Chromeブラウザの「Glarity-ChatGPT4」
次に、Chromeブラウザの「Glarity-ChatGPT4」拡張機能を使ってやってみます。
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### 要約
### ハイライト
– 📱 kintone(キントーン)は、カスタマイズ可能なクラウドアプリプラットフォームで、業務プロセスを簡素化し効率化します。
– 🤝 アプリ同士の連携が容易で、情報を一元管理することができ、現場の使いやすさを考慮したカスタマイズが可能です。
– 💼 均等の強みとして、自社用途に合わせたアプリ開発やシステム導入が簡単に行え、効率的な業務処理を実現します。
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EdgeブラウザCopilotに比べるとかなりシンプルな要約になりました。
そして要約としても、個人的には使えないレベルだと思います。
動画の種類によっては変わってくる可能性もありますが、メインのシンプルさはあまり変わらないのかも知れません。
もちろん、メインの「要約」以外にも機能があるので足りない部分はそれを使えばカバーできます。
ただ、メインの要約をした後に、それらをいちいち動かすのも面倒です。
5. 人手とAIでの比較結果
時間効率は言うまでもなく、AI利用の圧勝です。
EdgeブラウザCopilotは、多少モタモタしますがそれでも1分もかかりません。
「Glarity-ChatGPT4」プラグインの方は私がChatGPTの有料プランを使っていることもあるのですが結果が表示されるまで一瞬でした。
ただ、要約の内容は「Glarity-ChatGPT4」は使えません。
EdgeブラウザCopilotの方は、合格点を70点と考えるなら余裕で合格です。
今回の検証をやった後は、私はほとんどの動画に対して見える前にEdgeブラウザCopilotで内容を確認するようになりました。
これで結果的に、必要な情報を動画をみることなく取得できるようになったので、ほとんど動画を観ることがなくなりました。
YouTube動画を暇つぶしに観る場合は別ですが、情報収集のために使うなら今では要約を使わない手はないと思っています。
要約を使えば、サムネイルに騙されて動画を観てしまったが思ったような情報が得られなくて無駄な時間を浪費することがなくなります。
ちなみに、どちらのサービスもWebページの要約にも使えます。
ただ、よほど長いページでもない限りはWebページについては目で追った方が早い気がします。