こんにちは、藤田です。
 
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ChatGPTというワードでダマされる理由

先日、比較的有名なYouTuberさんが、「ChatGPTでコンテンツ自動作成」「Web集客完全自動化」とかいうキャッチのサムネで動画をアップされていました。

私はSEOには詳しいのでそんなことできるわけないとわかっているのですが、そう思いながらも一応その動画を観てました。

内容は、某サブスクサービスの売り込みで、おそらくアフィリエイト報酬などのキックバックが入る案件だと思います。

最近のYouTuberさんは金儲けのためなら何でもやるんだなと呆れながらも、動画のネタ切れで苦慮している状況もうかがえます。

私が先のキャッチである「ChatGPTでコンテンツ自動作成」「Web集客完全自動化」が無理だと分かっている理由はすでに自分でやったことがあるからです。

しかも、2年半以上前の話です。

ChatGPTが登場したのが2022年11月なのですが、そのタイミングですでに自動的にブログ文章を作ってくれるサービスが登場していました。

まだ、この頃のChatGPTも、そしてこのブログ作成サービスも、対応言語は英語を中心としていて日本語未対応でした。

私は、この時にチャンスを感じて、年末年始のお休み返上で集中して500記事ぐらいを作成してSEOに効果があるかを試したことがあります。

出力されるブログは日本語ではないので、英語で出力してDeepLで日本語訳するという作業をして作りました。

それから、数ヶ月放置して様子を見たのですが結果はいまいちでした。

現在は、2年前と比べれば日本語対応していますし、生成AIの精度も上がっています。

そのため、今やれば多少は変わるのかもしれません。

それでも、私の経験上から言うと、自動化は到底無理で、半自動、しかも手をそれなりにかけないと無意味だと思います。

自動化でなんとかなるなら、みんなやるわけですからそんな美味しい話はありません。

お役立ち情報で集客するSEOの本質

私がWeb集客コンサルタントとして、以前から推奨しているSEOはお役立ち情報での集客です。

ググる際の検索ワードは、イコールお困り事です。

お役立ち情報での集客の成否を分けるのは、検索キーワードというお困り事に対していかに的確に回答できるかです。

つまり、本質は至ってシンプルなのです。

ただ、的確に回答するというのは思いの外難易度が高いです。

ただ、ChatGPTが登場する前からお困り事に対して的確な回答を作るノウハウはほぼ確立しています。

実は、模範解答があり誰でも見ることができるのです。

なんと、模範解答は、検索結果に並んでいます。

つまり、この模範解答を参考にして、この中に割り込めればいいのです。

SEOは、1ページ目、上位10位までに入らないとほとんど効果はないので、目指すは1ページ目です。

また、模範解答は参考にするだけで、丸パクリは論外です。(そもそも、パクっても上位には上がりません。)

また、検索ニーズが高いワード、ひらたく言えば儲かるワードはライバルが強いです。

1ページ目に並んでいるページ、つまり模範解答がすでに完璧だと思ったなら、短期的な上位表示は諦めた方がいいです。

隙のあるキーワードを探してそこを狙うのがいいです。

ここで、生成AIが登場するのですが、模範解答を参考にしてそれを上回るお役立ち情報を作ることが容易になったのです。

自動生成は無理ですが、生成AIが得意とする網羅性を利用するのです。

つまり、模範解答から抜けを見つけ出して、抜けを補ったお役立ち情報を作るということです。

実は、その分野の専門家であっても、あることの説明をする際に、説明のための項目を網羅したと思っていても実は結構抜けがあるものです。

ところが、生成AIを使うとその抜けのない網羅性を発揮してくれるのです。

実はリアルビジネスの場合は成功率が高い

実は、リアルビジネスの場合はお役立ち情報によるSEOの成功確率が、ネットで自動で稼ぐ系などのビジネスに比べると高いです。

理由は、シンプルで参入者がそもそも少ないからです。

儲かるワードの場合は、1ページにある10ページはほぼ完璧な状態にありますが、そうないワードの場合はそうでもありません。

ですから、後発であっても割り込む余地があるのです。

ネット上には、お困り事を抱えている方への回答がほぼ揃っています。

ただ、1つのページにはまとまっていないのです。

つまり、1ページでお困り事に漏れなく回答できれば、的確に回答しているページとなって上位表示の確率が高まります。

漏れなく、つまり網羅性高くお役立ち情報をまとまめるために生成AIを使えば精度も高まります。

自動化は無理でも、精度を高めるためにはChatGPTなどの生成AIはSEOに使えるということです。