こんにちは、藤田です。
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地元にあったら行きたいと思ったセルフカフェ
先日知ったのですが、名古屋に「セルフカフェ」と名前のお店があって、その名の通り完全セルフサービスのカフェらしいです。
システムは、自分でサーバーからドリンクを選んで、決済して、もちろん決済はすべて電子決済で、そして好きなテーブルで過ごすというものです。
最初に、不正利用対策はどうしているのかという疑問が起こると思います。
例えば、お金を払わないとは、あるいは、選んだドリンクより安いドリンクで決済するとか、はたまた、そもそもドリンクを購入しないでテーブルを利用するとかなどが考えられます。
読んだ記事によると、不正対策はすごく緩いみたいで、基本的には利用者のモラルに任せているそうです。
お店の安全性については、カメラでのセキュリティ監視がされているそうです。
しかも、24時間営業の店舗まであるそうです。
不正利用に対する緩さも、セキュリティ対策についても、言ってしまえば日本だからこそできるサービスと言えるかもしれません。
それに店舗のある場所が、賑やかで人の多い場所、具体的には都心の駅前だそうなので、そう考えると人目もあるので悪さはしにくいわけです。
セルフ営業を続けていて大きな問題が起きたら対処することになるのでしょうが、問題なく続けられそうな気がします。
ちなみに、私だったら地元にこの「セルフカフェ」があったら行きたいと思っています。
セルフ店舗はどんな業種に適用できるのか?
こういった完全セルフサービスの店舗は、どういった業種に適用できるのかという話ですが、感覚的にはさほど多くの業種には広げられないと思う人が多いと思います。
例えば、先のカフェはドリンクしか出していないので原価率がすごく低いわけで、だからこそ可能だという話もあります。
少々の不正利用をされても大損をすることはないということです。
物販店舗だととても無理だ 価格が高い商品などは置けないだとうと考えるのが当然です。
例えば、スーパーなどで可能になったら日本であれば、AmazonGoなどの最先端AI技術を活用した店舗などは必要ということになってしまいます。
日本なら可能なのではないかという考えからすると、逆に都心ではなく、地方の過疎地でこういった業種を展開したら、地元の自治能力が働いて地元の住民による安全性が高まるのではという気もします。
つまり、過疎の地方であればそういったお店があれば便利なわけで、セコい不正行為をよって撤退されてしまうと困るからこそ不正を防いで守るという動機が働く気もします。
ただ、最初は、サービス中心、モノを売るとしてもカフェのように原価率が低い業種から広がっていくのでしょう。
事実、運動する場所とマシンだけを提供するトレーニングジムについては、もう何年も前から無人の施設が増えてきています。
こういった無人店舗の場合に一番の問題となると私が考えているのが客層です。
私は、都心の無人のセルフジムを利用していたことがあるのですが、客層が悪くてやめたことがあります。
大勢で来て大騒ぎしながらマシンを独占する人がいたり、強烈なコロンの香りを発する外国人が多数いたりなど、個人的には勘弁してという状態だったことを覚えています。
セルフカフェについても、例えば、マクドナルドのように学生のたまり場になってしまえば私は行かないと思います。
監視システムはDIYで可能な時代
先のセルフカフェさんは、セキュリティについては大手のセキュリティ会社と契約されているようです。
ただ、監視システムというのはすでにDIYでかなり低コストで設置できる時代になっています。
カメラは安いですし、インターネットを使ってどこからでも監視ができます。
しかも、AIまで民主化されてきているので自前のAI監視システムだって現実的です。
監視システムさえあれば、真夜中は別ですが、昼間の時間帯ならセキュリティ会社に通報するのも、警察に通報するも、結果は変わらないはずです。
AIは、動作がおかしい人、つまり通常とは異なる動作をする人を見つけるのが得意です。
例えば、プールの監視にはすでに使われていて、つまり溺れた人を見つけるという役割をしています。
すでに学生のアルバイトより遙かに有能なはずです。
こういったAI監視機能が導入できれば、先の物販店舗のセルフ運営も現実的になります。
AIによって過去に不正をした人を顔認証で認識できてしまうので、仮に不正をされても再犯を防げる可能性が高くなります。
日本の安全性の上に、民主化されたAIを組み合わせたDIYによる監視システムがあれば、多くの業種で無人化店舗が可能になると思っています。
人件費の負担が低いとビジネスの取り回しはすごく楽になるので、店舗ビジネスについてもアイデア勝負の時代が来るような気がしています。