これからのSEOは、正々堂々と王道で勝負する必要があります。
ですから、今日は本質論をいくつか語りたいと思います。
例えば、”ウォーキング”について書かれたまともな文章というのは、”ウォーキング”という単一のキーワードばかり使って書かれていると不自然です。
普通は、語彙力豊富に、”ウォーク”、”歩き方”、”歩く”、”姿勢”、”ランニング”、”健康”、”ダイエット”、”美容”などの関連用語が使われて書かれているはずです。
昔のGoogleは、単一キーワードだけでも許してくれましたが、今は語彙力豊富に関連用語が使われている文章でないと評価してくれません。
つまり、一歩人間の感性に近づいた訳です。
普通に文章を書いてまともな文章にしようと校正していけば、自然と関連用語がたくさん使われた語彙力豊富な文章になります。
文章の中にキーワードを含めるというのは、もはやテクニックではないのです。
例えば、内容のあるページは”参考ページ”として他のサイトからリンクされているはずです。
また、サイトURLへのリンクだけではなく、サブページへのリンクも同じぐらい多いはずです。
ただし、不自然にリンクが多いと順位が大きく落ちる可能性があります。
カジノでは、各テーブルを映す監視カメラがあり、カジノの運営者が上から常時監視をしています。
そして、普通以上に勝ち続けている客がいると集中的に監視をするようになります。
つまり、”いかさま”をやってないかチェックするのです。
被リンクの場合も同様で、あるしきい値があるようで、被リンクが多すぎると「不自然じゃない?」ってことでチェックが入るのです。
今までのGoogleでは、この集中チェックがなかったのですが、今は目を付けられると徹底的に調べられるのです。
そして、「こりゃ自作自演だよね」って判断されればガクッと順位が下げられます。
これが、自作自演の被リンクで上位に上げるという過去のSEO業者の常套手段が通用しなくなった理由です。
SEO業者にお金を払ってリンクをもらっている暇があるなら、自然とリンクをしてもらえるぐらい価値のあるサイトやページを作ることに時間をお金をかけるべきなのです。
例えば、必要であれば自分のサイトから、他のサイトや他サイトのサブページに対してリンクをするのは自然な振る舞いです。
World Wide WebでHTMLを使っているのですからリンクしなければその利便性を生かしているとは言えません。
そもそも、リンクのないただの文章であれば紙媒体でも十分でしょう。
例外として、せっかく自分のサイトを訪れたユーザーを他のサイトに流したくないという発想からリンクをしないという趣旨はわかります。
事実、私もセールスページからはリンクを外には出しません。
ただ、過去のSEOでまことしやかに語られていた”人気サイトはリンクを外に出さない”、だから外部へのリンクが少ない方がSEO的に有利というのはウソということになります。
外部へのリンクが必要以上に少ないサイトはやはり不自然ですし、たくさん外部リンクをしても悪影響がでると考えるのも不自然です。
ユーザーの利便性が上がるのであれば、外部へのリンクがいくら増えてもサイトの価値が下がることはないと言えます。
例えば、価値のあるページであればFacebookやTwitterからリンクされているのが自然です。
ソーシャルシグナルなとどいう難しい用語で説明される”SNSからのリンクがSEOの効果がある”という説があります。
ただ、Facebookの投稿のほとんどは非公開ですから、Googleはその中身を見ることができません。
Googleが中身を判断できないのに、SNSからのリンクは効果があるのでしょうか?
結論としては、アクセスが増えて、滞在時間が増えるので効果があると考えるのが自然です。
価値のあるページであれば、世の中の多くがSNSを使っているのですから自然とリンクをします。
間違っても、SNSからリンクされるように怪しい操作をする必要はないのです。
いくつか述べましたが、これらは一体何を意味するのでしょうか?
それは、手抜きのテクニックではなく、手間暇をかけてユーザーのためになるまともなサイトを作りなさいということです。
もちろん、まともなサイトを作る場合でも、闇雲に労力をかければいいというものではありません。
ビジネスでやる以上は、なるべく効率的に価値のあるページを作る必要があります。