PC向けに作ったホームページは、”お得意様”を無視していると言えます。
ホームページは、PCを使って作成したりメンテナンスしたりするので、閲覧者、つまりユーザーも「PCで見てくれている」ものだと勘違いします。
特に、私たちのようにネットを使ってマーケティングをしている人は、PCを一日中使っているのでそう考える傾向が強いです。
でも、現実は違います。
全く違って、スマートフォンから見る人の方が多いのです。
しかも、ほとんどの業種でスマホ・タブレット率が軽く半分以上を超えていて、業種によっては8割を超えています。
スマホ率が増える傾向は、ここ数年で急激に進んだため、ほとんどのホームページ運営者はこのことに気づいていません。
8割のユーザーがスマホから閲覧しているのに、スマホよりもPCでの閲覧を優先したホームページを作るのはどう考えてもおかしい話なのです。
では、今後はどうすればいいのか?
もちろん、PC、スマホの両方に最適なホームページを見せられれば最高ですが現実的には難しいです。
ですので、スマートフォンでの閲覧を優先させてホームページを作るべきです。
スマホでの表示を優先してしまっても、PCでもそれなりに見られますからあまり気にしなくても大丈夫です。
「PCを無視しろ」と言ってしまうと疑う方も多いと思います。
納得してもらうには、アクセス解析です。
解析結果のスマホ率を見てもらえば一目瞭然でご自身のサイトのスマートフォン率が分かります。
また、現実世界に戻って一般の方々の行動パターンを考えて頂ければいいと思います。
もちろん、ご自身の行動も含めてです。
電車でみんなスマホいじってませんか?
待ち合わせで時間つぶしに何をしていますか?
Facebook使っている人は、PCから使っているでしょうか?
いえいえ、ほとんどスマホです。
Twitterはどうですか?LINE使っている人は?
2chまとめサイト見ている人だって、夜に家のPCで見るよりもスマホで読んでますよ。
これら、全て空き時間の暇つぶしの行為は今やスマホからのアクセスを生む可能性があるのです。
業種によると申しましたが、「こんな業種でも?」という業種でも半分以上がスマホからのアクセスですし今後はさらにそれが加速します。
最後に、具体的にどうすればいいのか1つだけご紹介しておきます。
WordPressでホームページを運営されているなら、テーマをレスポンシブWebデザイン対応のものに変えるだけである程度スマホ対応になります。
この際に、スマホでの表示が分かりやすいテーマを選ぶといいと思います。