人工知能(AI)で本当に10年後に仕事が半分ぐらい機会に奪われるのか?
私の考えでは、世界的に考えると十分にありえて、一番可能性が高いのが英語圏だと思います。
ただ、日本はいろいろな意味で疑問符が付きます。
ちなみに、奪われる仕事は、今の段階で既にみんな何となく気づいている仕事です。
「こんな仕事が奪われるの?」ってみんなが驚くような仕事はそんなに奪われないはずです。
スキルがさほどいらない単純な仕事、現地語ができなくてもできる仕事といった「まあ、奪われても当然」という仕事になるでしょう。
今の段階ですでに「やばい」と感じている人は早めに手を打つべきでしょうが、人ってお尻に火が付かないと動かないので難しいのでしょうね(笑)
ところで、英語圏は、言語解析プログラムが全世界共通で使えるので奪われ率が高いと私は思っています。
それに対して、日本は、言語に関してはずっとガラパゴスな日本語なので世界標準の技術が使いづらいのです。
これが、日本は奪われ率が低いという私の予想です。
私の考えとして、日本がAIから仕事を奪われる率が低くなると言うもう一つの理由があります。
それは、日本の政治が既得権を守る傾向が強いことです。
AI技術がいくら発達しても、法律を改正して規制を緩和しないと使えないからです。
今もう既に、アメリカなど世界では普通に使われているサービスが、日本では岩盤規制があるので全く展開されていません。
たとえば、UberとかAirbnbが典型的な例です。(これらは、あまりAIには関係ありませんが)
ただ、奪われ率が低いからと言っても何が起こるか分かりません。
では、どういう準備をすべきかという話になるので私の考えをお伝えします。
それは、企画をしてそれを具現化する力を付けるということです。
平たく言えば、人の役に立つビジネスを立ち上げるということです。
これは、AIごときには絶対真似できない仕事です。
ビジネスをするには、人・モノ・金のリソースが必要です。
今の時代は、このリソースが”お金”も含めてすべて安く使える時代なのです。
スタートアップにあまりお金がかからない時代なのです。
鍵は、すべてインターネットです。
人は、つまり作業は、クラウドソーシングのような形態でいくらでも他人に依頼できます。
モノは、アウトソーシングできないモノはないぐらい充実しています。
ネットで検索すれば見つからないものはないかもしれません。
そして、お金まで、クラウドファンディングといった仕組みがあります。
要するに、”人の役に立つ”というミッションさえぶれていなければ、後は企画力と実行力があれば誰にでもビジネスを立ち上げられる時代なのです。
今後は、AIに仕事を奪われる悪い時代ではなくて、誰でも好きなことができるいい時代だと思います。