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メールはマーケティングツールとしては終わったのか?
今すでにリスト集めの仕組みができていて、かつ、それなりの数のリストを保有している人は話が別です。
そのまま続ける価値がありますし、まだ何年ももつと思います。
私自身もメールを捨てた訳ではありません。
ただ、これからリストをゼロから構築する人の場合は話が別です。
あるいは、新たなビジネスを起こしてリストマーケティングをしようとしている場合も同様です。
リストマーケティングが活用できる範囲
そこで、今回は従来のメールに変えてLINEを使ってリストマーケティングを行う方法をご紹介します。
リストマーケティングというのは、見込み客をリスト化してそのリストに対して啓蒙活動を行ってセールスにつなげるマーケティング方法です。
また、今回ご紹介するのは、店舗ビジネスのようなリアルなビジネスではなく、情報などの形のないものを売ったり、高額商品を売る場合の方法です。
私の様なコンサルティングをしたり、動画でオンライン講座を運営している場合にも使える方法です。
店舗ビジネスでの利用の方が結果が出やすい
店舗ビジネスでの利用方法は、別ページでご紹介します。(準備中)
店舗ビジネスでのLINE(正確には@がついたLINE@)の活用方法については、私が作った動画をご覧になっていただいているかもしれません。
別ページでお伝えするのは、その動画の内容をパワーアップした内容と思ってください。
実は、店舗ビジネスの場合こそ、LINEを使うと即効で効果がでるケースが多く、また親和性が非常に高いです。
誤解を恐れずに言うと、リアルビジネスで使った方がLINEでの結果は圧倒的に出しやすいのです。
実はノウハウは確立していない
話を今回のリアルビジネスではない方のビジネス、つまり難しい方に戻します(笑)
ところで、いきなりがっかりさせてしまうかもしれませんが、LINEを使ったリストマーケティングの手法はまだノウハウとして確立していません。
平たく言いますと、今までEメールでやっていたリストマーケティングの手法のメール部分を単純にLINEに変えてもうまくいかないということです。
もちろん、確立していると言われているメールでのノウハウについても、それをそのまま真似してもうまくいかないことは多いです。
ただ、それとは次元の異なる違いがメールとLINEでのリストマーケティングにはあるのです。
そういう意味では、既にノウハウとして確立している従来のステップメールを使った方がいいのではという意見もあります。
選択肢としては考えられなくもない気がしますが、私がオススメしません。
理由は、コスパが悪すぎるからです。
リスト獲得コストというのがあるのですが、これがどんなに安くても1件獲得に500円はかかると思った方がいいです。
もちろん、業種や集め方によってコストは大きく変わりますが、ケースによっては1000円を超えても不思議ではないのです。
Eメールを使った場合の現状
一方、獲得したリストにメッセージを送るための従来のメールですが、到達率と開封率が絶望的に悪いのです。
到達率というのは、メール送信がブロックされてしまうという最悪の状況はもちろん、迷惑メールフォルダに振り分けられてしまうということでも下がります。
また、到達率は、利用しているメルマガスタンドなどに影響を受けることも多く、突然に我々送信側が気づかないうちにある日突然全く届かなくなっていることも多々あります。
さらに、開封率については、メールの場合は一般的には数パーセントと言われております。
もちろん、これはリストの質に依存するので一概にこの数字を鵜呑みにはしないでください。
ただ、私もメルマガの開封率を計測していますが、それはまあ低い数字でがっくりします(笑)
(この数字は秘匿性が高いのでさすがに公開できません。)
ちなみに、メールの開封率の計測は、HTMLメールを使うと可能です。
今はほとんどのメルマガスタンドでHTMLが使えますし、それを使った開封率の計測もできます。
LINEの圧倒的な到達率と開封率
このEメールの悲惨な状況に対して、LINEの場合は到達率はほぼ100%です。
また、開封率も90%以上と言われています。
ただ、いい話だけではありません。
最近のLINEアプリの機能がよくなったこともあり、今はメッセージを実際に開封しなくてもフリックで開封済みにできるようになっています。
事実、私も読む気のないLINE、たとえばグループLINEなど、については中身を読むことなくフリックして既読にしています。
ただ、そうは言ってもメールに比べれば圧倒的に開封率の高いメッセージツールであることは間違いありません。
また、どう転んでも”一覧”には表示されますので、送信したメッセージの最初の2行が目に入ることも事実です。
このリスト一覧されてメッセージの一部が目に入るのがミソとも言えます。
以上のことから、私なりの現在の結論としては、これからゼロからリスト構築をするなら手法としてEメールは選べないということなのです。
もちろん、LINEを使ったからと言って即バラ色の人生が待っているというほど単純な話ではないのも事実です。
それでも、どちらを選ぶかと聞かれたら「LINEです」と答えますし、試行錯誤をしながらでもLINEでのリスト構築をした方が将来性があるという考えなのです。
前置きが長くなりましたが、それでは実際にどのようにLINEをリストマーケティングで活用すればいいのか、具体的にその方法をご紹介します。
●ビジネス用途にはLINE@という”アット”がついたサービスを使う
実は、個人用のLINEは商用利用不可です。
商用利用に使っている人もいますが、いつお咎めがあっても文句は言えません。
そこで、ビジネスで使うのであればLINE@という”アット”がついた方のサービスを使います。
LINE@は、最初は無料で使えますし、月額5,000円出すとほとんどの機能が使えるようになります。
ところで、LINE@はもともとリアル店舗向けに用意されたサービスです。
そのため、LINE@が持っている機能は主に店舗ビジネスの運用に便利な機能が中心となっています。
ただ、その機能の中にも、私たちのような形のないものを提供するビジネスでも活用できる機能があるのでそれを使っていくことになります。
一番わかりやすい機能は、メッセージの一斉配信機能です。
個人のLINEではグループを使わないと複数の友だちへ同時にメッセージ送信はできませんが、LINE@の場合は友だち全員に対して一斉配信ができます。
つまり、これがメールでいうところのメルマガとして活用できる訳です。
●管理はPCでも可能
LINE@は、ブラウザを使ってPCから管理が行えます。
私は、メッセージ作成や送信はPCを使った方が楽です。
逆に、LINE@の機能の中にはスマホアプリからでないと使えないものもあります。
ただ、メッセージ送信に関しては、PCを使った方が作業しやすいと思います。(個人的意見)
もちろん、普段から何でもスマホで作業している人は、あえてPC使うよりもその方が早いかもしれませんね。
●プロフィール写真
ビジネス用途のLINE@を使う場合でも、プロフィール写真は個人をイメージさせる写真の方がいいです。
理由は、実際にLINEを使っているとわかると思います。
会社やビジネスのロゴを使っている人が多いですが、そうすると一気に親近感が下がるためです。
LINEは親近感が下がると読まれる確率がガクッと下がることはご想像いただけると思います。
また、カバー写真、ステータスメッセージも設定できますので、ここも手抜かずに設定することをオススメします。
●オファーを提供して友だちを増やす
リストマーケティングでやるべきことはリストを増やすことです。
LINE@では、友だちの数を増やすということになります。
リスト獲得の手段としては、見込み客へのオファーの提供が鉄板の方法です。
そして、LINE@の場合は”友だち追加時の自動応答メッセージ”を使うことでそれが実現できます。
メールの場合は自動返信メールを使っていたと思うのですが、それに近い使い方ができます。
また、LINE@には”キーワード自動応答”という機能もあります。
この機能を使ってメッセージを送ってもらうと、友だちになってくれた方の情報が入ります。
そして、友だちとしても追加ができて個別のメッセージのやり取りが可能になります。
逆に言えば、LINE@の場合は、友だちになってもらうだけでは相手の情報が全く分かりません。
あくまでも友だちの数が増えるだけなのです。
よりLINE@を活用するためには、1対1のメッセージのやり取りをするべきです。
そこで、友だちになってくださった方から、メッセージを送ってもらうように工夫をします。
一度でもメッセージを送ってもらえると相手の情報が分かり、友だちとして追加もできるのでその後は1対1のメッセージのやり取りもできるようになります。
今回は、店舗ビジネスの話ではありませんが、店舗ビジネスの場合は1対1メッセージ対応ができるようになると、そのままクロージングまで持っていくことも可能です。
私のクライアント様は、最近この方法を始められてすでに2件も高額サービスを成約されました。
もちろん、店舗ビジネス以外の場合でも使いようによっては、1対1コミュニケーションが有効に使える可能性があると思います。
そういった意味では、友だちの数だけを増やすのではなくて、メッセージを送ってもらうための工夫をして友だちとして追加するようにすることがオススメです。
●メルマガライクな一斉配信
メールを使っている場合のメルマガ、ニュースレターが、LINE@ではメッセージ送信と呼ばれる一斉配信になります。
LINE@を使う目的は、ほぼこの機能を使うことが目的になります。
ただし、前述の通り今までのメールと同じ使い方をしてはうまくいきません。
せっかく取得した友だちをブロックされてしまいます。
LINEはパーソナルツールですから、メルマガよりもブロック率が高いです。
事実、ブロックも簡単にできます。
●メッセージの送り方
くどいですが、LINE@をリストマーケティングに使う際の注意点は、今までのメールを使った方法をそのまま使わないと言うことです。
今までと同じ使い方をすると、間違いなく迷惑になります。
まず、文字数に注意してください。
メールでメルマガを送る場合は、どんなに短くても500文字程度のメッセージを送ることになります。
また、3000文字とかのメルマガなんてざらにあります。
そのような長い内容をLINEのメッセージで受け取ったらもしあなたご自身ならどう思いますか?
まず、読まないと思いますし、友だち解除(ブロック)したくなりませんか?
LINEで送るメッセージは、どんなに長くてもスマホの画面に収まるぐらいの長さが理想です。
できればもっと短いぐらいの方が私はいいと思っています。
次に、配信スパンと配信する時間帯です。
メルマガなどは、メールボックスに入っても「後で読もう」ということでスルーされることが多いです。
つまり、少々高い頻度で送っても問題ない場合も多いです。
また、配信時間も早朝であろうと、深夜であろうと問題ない場合が多いです。
ところが、これをLINEでやると相当迷惑行為になります。
受信側が通知をオフにしてもらっていれば多少迷惑度は下がりますが、それでも配信スパンと時間帯は気を付けた方がいいです。
●長いメッセージの送り方
では、長いメッセージはどうやって送ればいいのかという問題になります。
短いメッセージだけでは、ビジネスのための啓蒙活動は非常に困難です。
そこで使えるのが、”ホーム投稿”になります。
”タイムライン”と呼ばれることもありますが、LINE@ユーザーのブログのようなものです。
ホーム投稿をすると、その投稿のURLが取得できますからそれをメッセージ貼り付けて興味のある人にだけ読んでもらうという形態を取るわけです。
●読んでもらうためのテクニック
メッセージは、トークリストに一覧されます。
そして、そのリストにはメッセージの最初の何文字かが表示されて必ず目に入ります。
つまり、これがメルマガで言うところの”タイトル”に近い存在になるのです。
メルマガ開封率を上げるための手法と同じで、この部分で興味を持ってもらえれば開封率が高まります。
リストに何文字表示されるかは、端末や端末の設定などによって変わってきます。
すべてに共通の設定はできないのですが、一度どんな感じで表示されるかは「テスト送信」をして確認するといいと思います。
それと、これは有料コースでしか使えませんが、”リッチコンテンツ”は思わずクリックしたくなるようです。
月額5000円のコースでもリッチコンテンツは使えますので、有料コースにしたら積極的に使うといいと思います。
●ホーム投稿の拡散のさせ方
ホーム投稿をすると、友だちになってくださった方のタイムラインに表示されるようになります。
そして、Facebookなどと同じようにその投稿に”いいね”をしてもらうことが可能です。
”いいね”してもらえると、その友だちの友だちに拡散されます。
ただ、”いいね”をできることを知っている人は少数派ですし、”いいね”をする人も少数派です。
そこで、ホーム投稿をした場合は、投稿の末尾にかならず”いいねお願いします”というメッセージを入れる様にします。
また、拡散されて友だちの友だちに見てもらった際に、その方にも自分のLINE@への登録を促すメッセージを表示しておくべきです。
この友だち追加メッセージは投稿の上部の方がいいと思います。(投稿の見た目としては悪くなりますが)
●通知はオフにしてもらう
くどいですが、LINEはかなりパーソナルなツールです。
そのため、この中にビジネス感があふれるLINE@からのメッセージが頻繁に入ると迷惑に感じる人もいます。
ちょっと話が変わりますが、グループLINEというのがありますが、個人的にはこれもかなり迷惑です。
こういった毛色の違うメッセージが、普段のパーソナルなメッセージと同様に通知されると”いらっ”と来る人も多いと思います。
これが原因で、ブロックされてしまうともったいないです。
何らかの対策を打ちたいところです。
そこで、自分からのLINE@のメッセージは”通知オフ”にしてもらうようにあらかじめ伝えておくといいでしょう。
これで音が鳴っての通知はされなくなりす。
ただ、他のメッセージと同様にバッジは表示されますので時間のある際に読んでもらえるようになります。
●有料版について
友だちが増えてきたら月額5000円のベーシックに変える事を検討すべきです。
ベーシックにすると、リッチメッセージが使えるようになるため反応率を高めることができます。
また、ホーム投稿は無料版ですと月に4回までなのですがその制限もなくなります。
さらに、友だちの属性(性別、年齢)を見ることもできるようになります。
●API版という有料版
今さらお伝えするのも恐縮ですが、LINE@にはステップメールのような機能がありません。
そのため、ステップメールを使ったリストマーケティングは、LINE@の普通の使い方ではできないのです。
もちろん、上述させていただいた方法を使うだけでも、十分に従来のEメールに比べれば活用できると思います。
ただ、やはりステップメール機能が使いたい場合もあると思いますが、その場合は別の手段があります。
それは、API版という有料コースを利用した上で、LINE@でステップメッセージを送れるサービスを利用することです。
前者の利用料金はちょっと高めで月額3万円、後者についてはメルマガスタンドである「エキスパ」であれば通常コースに申し込んでいれば使えます。
LINE@に手応えを感じられたら、投資をしてこの方法を使うのもアリだと思います。
以上、ずいぶん長くなってしまいましたが、今回はたっぷりとLINE@をリストマーケティングに利用する方法をご紹介しました。
無料で始められますから、まずはアカウントを作成することをオススメします。
やはり、こういったツールは説明だけ読んでも、実際に使ってみないと何もわかりません。
それと今回ご紹介した内容は、私のLINE@にすべて組み込んでいます。
つまり、私のLINE@に登録していただければ全て体験してもらえます。
そこで、私のLINE@にまだ登録していない方は、こちらから登録して実際に観察して参考にしてもらえばとおもいます。
https://line.me/ti/p/%40wid8287t
友だち申請していただけたら、すぐにメッセージで「パスワード201811」と入れてください。
WordPressの無料動画セミナーのパスワードが発行されます。
これが私が組み込んでいる”メッセージ”です。
ただ、現時点では、私は1対1メッセージは使っていません。
そのため、直接メッセージはお送りしませんので、うざいのが嫌いな方もご安心ください。
ただ、この先はどうなるか分かりませんのでその際はブロックしてください(さみしいですが・・・笑)