今さらですが、多くのビジネスでのアウトプットの質を上げるには国語力が大切です。まずは、インプットの質を上げるためにこれまでのリソースを見直す。そして、国語力の正体がまとめる力という前提で、アウトプットの質を上げるためにジャーナリングの手法を使って感情をアウトプットすることによるエクササイズをする。
人生100年です。
病気でもしない限りは、かなり長く生きることになります。
そこで、私の今のビジネス、今後やるであろうビジネス、すべて国語力が重要なので改めて学び直しを考えてみました。
多分、このページをご覧になっている方も国語力が必要になるビジネスをされていて今後も続けられると思っています。
文章を作るのはもちろんですが、トークの際にも国語力でかなり差が出ます。
ネットでの情報アウトプット手段も、これまでの文章一辺倒から動画や音声と幅が広がってきています。
インプットについて
ビジネスにおいて国語力が問われるのは、言うまでもなくアウトプットの質です。
アウトプットの質を高めるには、その情報源となるインプットの質と量を高める必要があります。
そして、アウトプットすることを意識していると、インプットの質は高まると言われています。
インプット元としてすぐに頭に浮かぶのは、本、書籍だと思います。
ビジネスマンならビジネス書に手が伸びると思いますが、そこそこビジネス書を読んでいる人は最近何か感じてませんか?
どれも同じような内容ばかり、これって意味あるのか?と感じ始めてませんか?
私は、山口周さんの本「外資系コンサルが教える 読書を仕事につなげる技術」を読んでそのことを確信してビジネス書を読む数が激減しました。
まだ、あまりビジネス書を読み込んでいない人はどんどん読んでいいと思いますが、内容に飽き始めたらレベルを上げる必要があります。
同じレベルの本を読み続けても、インプットの質は上がらないからです。
そこで、山口周さんがオススメされているのが、ビジネス書でも古典と言われるものを読むことです。
逆に言えば、今ちまたに溢れるビジネス書はこういった古典の焼き直しと言えます。
ですから、これらに物足りなくなってきたら本物に行き着くべきということです。
「外資系コンサルが教える 読書を仕事につなげる技術」という本に”ビジネス書マンダラ”というのがあるのですが、ここにビジネス書の古典が紹介されています。
マンダラはぶっちゃねネットでググると見つかってしまいます。
著作権の問題どうなんだって気がしますが、引用元が示されているからいいのかもしれません。
ただ、このマンダラだけでなく、詳しい解説も読んだ方がいいので、本のご購読をオススメします。
次に、本以外の文字情報です。
ありふれたビジネス書と一緒で、例えば新聞、雑誌、ネットニュースなど今インプットしている情報もバージョンアップしたり、バージョンアップの手段がなければインプット元としては遮断してしまうのもアリです。
レベルの低い情報のインプットは、総合的なインプットの質を下げますし、そもそも時間の無駄だからです。
本などの文字情報の次は”人”です。
基本的に、情報というのは人から伝わってきますから付き合っている人が重要になります。
大人になっている場合は、実は付き合う人を変えるのは思っている以上に簡単です。
子どもだと学校や地域など行動範囲が限られているのでなかなか難しいです。
お勤めの方は職場の人間関係は変えられないと思われたかもしれませんが、それ以外の人間関係から着手すればいいと思います。
付き合う人を変えると、話す話題が変わりますし、使う言葉も変わります。
是非とも、自分がちょっと気後れするぐらいのレベルの人と付き合うようにしてください。
国語力の正体とは
ところで、インプットした情報をアウトプットするための国語力とは一体なんでしょうか?
私の結論としては、国語力の正体とは”まとめる力”です。
それは「ドラゴン桜2」6巻にも書かれています。
数ヶ月前にやっていたドラマ「ドラゴン桜」の中でも出て来てました。
必要となるのは”言い換える力”です。
言い換える力を鍛えることで読解力が身につく。
受験の漫画であるドラゴン桜の中では、読解力を具体的にいうと要約する力ということで話が進められています。
東大の試験問題には要約する問題が多いということだそうです。
ただ、試験問題の文章に限らず、インプットした内容をまとめるという意味にも通じます。
参考になるので、6巻だけでも読んでみるいいかもしれません。
つまり、必要となる国語力とは、大量にインプットした内容をまとめて伝える能力となります。
アウトプットについて
インプットの方を整備したら次はアウトプットです。
そして、アウトプットとはまとめることということもわかりました。
アウトプットの質を高めるには、地道なエクササイズしかありません。
国語力は、急に上がるものではなく、また、どこまで上がればゴールと言ったものでもないと思います。
言うなれば、ライフワークだと思います。
私なりの考えでは、国語力のエンジンは作文力、そして、パーツとなるのが語彙力と考えています。
作文というワードを聞くと小学生みたいですが、もちろん文章と作るという意味です。
まず、語彙力の方から高めるにはどうすればいいかです。
ポイントは、2つと考えます。
スルーしないこと、そして、使うことです。
特に、本を読んでいるときにやるべきことは、わからない言葉が出てきたときに、スルーしないで調べることです。
文章を読んでいて分からない言葉が多少あっても、いちいち調べなくても前後から意味が理解できるのでほとんどの人はスルーします。
もちろん、私もスルーします。
そこで、踏みとどまってスルーしないで意味を調べる、そして実際にその語彙を使ってみる。
そして、今の時代は調べる負荷が劇的に下がっています。
手間なく調べられます。
例えば、つい最近リリースされたiPhoneのiOS15「テキスト認識表示」です。
iPhoneの画像を長押しすると文字が認識されて、それをネットですぐに調べられるのです。
このページに説明があります。
https://support.apple.com/ja-jp/HT212630
もう一つオススメが、こちらもiPadの新機能でスクリブルという手書き文字テキスト変換機能です。
分からない言葉があったら、iPadにApplePencilで手書きすると、手書き文字がテキスト変換されるのでその文字をすぐに検索して調べられます。
意味が分かったら、次の作文力のエクササイズでなるべく使う、あるいは少々強引にでも自分n話し言葉に入れるなどして使うと定着しやすいと思います。
次に、作文力のエクササイズですが、これは古典的な手法があって日記を書けという人が多いです。
ただ、個人的には、ブログの方がいいと思います。
ブログも本来の意味はWeblogなので日記ですが、個人の日記とオンラインのブログとの違いは公開するという点です。
そして、ネット上のブログはGoogleさんの評価を受けます。
内容のあるブログは読まれますから、Googleさんの評価が上がって検索結果の上位に表示されます。
つまり、上位に表示されたらそのアウトプット内容の価値が高いということになります。
ちょっと技術的な注意としては、ブログとして投稿する際に、検索ワードを意識してそれをタイトルに含めることです。
これをしないと、内容がよくても検索結果になかなか表示されにくいからです。
ブログのネタですが、ジャーナリングが1つの方法です。
本来のジャーナリングの目的は、ストレスの軽減、落ち込んだ気分の改善で、書く瞑想と言われています。
ジャーナリングのやり方としては、書きたいテーマに対して頭に浮かんだことを書いていきます。
箇条書きで、ひたすら書き出すだけです。
テーマですが、個人的なオススメは,その日に感情が動いたことがらです。
感情について書くとネタ切れがないですし、ジャーナリングによって自分の精神衛生が良くなるのも利点です。
書き出す内容は、感情が動いた原因、不安の正体などを頭に浮かんだことを箇条書きしていくわけです。
そして、次にそれをまとめる、言い換えてブログとしてまとめる。
これをエクササイズとして繰り返すわけです。
はい、今回は自分のためにまとめた国語力の高め方でした。
私はこの方法でエクササイズしていこうと思っています。