重曹とクエン酸で作ったジュースにすごい効果があると言うと、エビデンスはあるのと反論する人もいます。ただ、なんとなくいいかもと感じたら、実際に試してみて、結果的に効果を感じたのならそれでいいのだと思います。ちなみに、安いのに効果がすごいと言われる重曹とクエン酸ですが、その安さ故に資本主義社会では広まらない運命にあります。
プラシーボで上等
半年ぐらい前に、重曹とクエン酸を水で割って飲むと体にいいよって話がネットでバズってました。
直感的に良さそうと感じたので、それ以来飲んでいます。
ちなみに、重曹とクエン酸の具体的な効果を語ると法律に触れますので語れません。
ただ、こう言う話というのは、医学的なエビデンスがどうこうじゃなくて、その人が良さそうと感じるかどうかなんです。
新型コロナウイルスのおかげで、ことあるごとに「エビデンス」という表現を耳にすることが多くなりました。
これをお読みの方はご理解されている方が多いような気がしますが、多くの国民でエビデンスの意味を理解している人がどれぐらい居るのか疑問も感じます。
エビデンスというのは、英語の「evidence」で証拠と訳されることが多いです。
新型コロナの場合は、医学的なエビデンスで効果を示す証拠という意味ですが、エビデンスはビジネスの世界でも使われて例えば領収書もエビデンスと呼ばれます。
そこで、例えば、重曹とクエン酸で作ったジュースが体にいいという話になると、医学的なエビデンスがあるのか?という話になるわけです。
私は、そもそも医学的エビデンスと呼ばれるものはあまり信じていません。
その理由を語りだすと話が長くなりますし、そもそも議論として不毛なのでやめておきます。
今回お伝えしたいのは、エビデンスなんてどうでもいいという話です。
良さそうと思って、実際に試して、その人が効果を感じればいいのです。
これは、薬や健康食品に限らず、すべての社会生活のおいて言えると思います。
そうです、プラシーボで上等なのです。
プラシーボ、プラセボとか言いますが、偽薬、偽の薬という意味です。
有効成分が含まれていないくすりを、本物のくすりとして患者さんに使用してもらったときに、ある程度の割合で治ってしまうことがあり、これをプラシーボ効果といいます。
私だけじゃないと思いますが、薬に限った話ではなくて、飲んだり使ったりすれば効果があるもの全体を私はプラシーボと呼んでいます。
例えば、ショウガやリンゴは薬ではないです。
緊張しないためのおまじないである手に人の字を書いて飲む行為も薬ではないです。
でも、これらすべてにはプラシーボ効果があります。
そして、本物だろうが偽物だろうが、効果があるなら使わない手があるのでしょうか?
重曹とクエン酸
ちなみに、重曹とクエン酸は、エビデンスが存在するのかどうか分からないですが、いろいろなすごい効能があると言われています。
具体的には言えないのですが、それでも言っていい効果もあります。
この2つは、一応薬です。
当然効能があって、ザックリ言うと、重曹なら胃酸の中和をしてくれて胃もたれの解消、クエン酸なら鉄分不足による貧血に使われるようです。
ただ、これ以外の効能にすごいのがあるのですがそれを謳うと、その時点で薬事法違反で手にお縄の可能性があります。
逆に言えば、薬として認められている効能以外の効能が高いと言われる二大巨頭とも言えます。
そこで、なんとなく良さそうと思った方は、重曹とクエン酸でジュースを作って飲むといいと思います。
作り方は、簡単です。
水100mlぐらいに、重曹とクエン酸をそれぞれ小さじの半分ぐらい入れて混ぜるだけです。
ちょっとしょっぱくて酸っぱい炭酸水ができます。
炭酸なので胃が膨らむので間食を避けたいタイミングで飲むのもいいと思います。
ちなみに、重曹の方は、飲み過ぎると体に悪いという話があります。
ただ、このジュース1杯ぐらいなら何の問題もないと思います。
クエン酸の方は、多く飲もうと思っても酸っぱすぎてまず無理です(笑)
重曹もクエン酸もドラッグストアに売ってますし、もちろんAmazonでも買えます。
どちらも笑ってしまうぐらい安いです。
お金がかからないわけですから、飲んでみてなんとかく体調が良くなったらそれで結果オーライです。
もし効果を感じたら、その人が得をするだけですからプラシーボ上等ということです。
ちなみに、1ヶ月ぐらい試した後に、こちらの動画をご覧になるといいかもしれません。
効果があらかじめ分かっていると思い込んでしまう可能性もあるので、最初に観ない方がいいかもしれません。
私は、何となく良さそうと思って始めてからこの動画をみてすごく納得しました(笑)
絶対に広まらない理由
昔から、重曹もクエン酸も”医者いらず”と表現されている優れものです。
ただ、絶対に広まりません。
理由は、この二大巨頭が非常に安価だという理由です。
こんな安いモノを売っても企業は全く儲かりません。
薬剤メーカーはもちろん、小売りも輸送も含めてもっと価格が高くて利益率が高いものでないと商品としては成り立たない訳です。
薬剤メーカーというのは、一発当たればひと世代は安泰と言われています。
言ってしまえば既得権の一種です。
レシピがあればあとはコピーするだけだからです。
どこかで聞いた話ですね、何とかコロナのワクチンもそうですね。
後は、企業はこの既得権を守るために、官僚の天下りを受け入れ、政治家に献金をして、メディアには広告代を払い続ければビジネスモデルの完成です。
官僚は、薬剤メーカーにお手盛りの対応をし、政治家は有利な法律を作り、メディアは不利な報道は一切しないという構図が完成します。
これは、陰謀論でもなんでもなくて資本主義経済の基本的な構造です。
資本主義経済を回そうとすれば、全く利益の上がらない商品は主役にはなれないのです。
ちなみに、新型コロナで一躍脚光を浴びた次亜塩素酸水にも同じ事が言えます。
アルコールが不足したり、あるいは手荒れを気にする人が増えたため、次亜塩素酸水はコロナウイルスを殺す効果があるということで注目されました。
つまり、次亜塩素酸水がアルコールの代わりに使えることが分かりました。
ところが、その直後に、今度はいわゆる権威と称される方々から、ウイルスを殺す効果がない、あるいは低いという話が出てきました。
この話の真偽についての議論はどうでもいいです。
資本主義経済のルールから考えています。
アルコールは作るのに大がかりな設備が必要です。
そのため、資本主義経済の商品としての価格が付けられます。
一方の次亜塩素酸水は、大した設備は不要で超低コストで作れます。
つまり、全く同じ構造ですので、これ以上お話しする必要もないと思います。
ちなみに、ノロウイルスはアルコールでは死にません、塩素系でないとダメです。
例えば、まな板の消毒につかう塩素系のハイターなどです。
そして、次亜塩素酸は、厚生労働省によってノロウイルスの際に使用が推奨されています。