秋のAppleイベントでiPhone14シリーズが発表されました。円安の影響もありiPhoneが高いです。無印シリーズは目新しい機能もなく買い換えの価値を感じません。Proについては魅力的な機能が追加されていますがいくら何でも15万円ってスマホの価格としてどうなのでしょうか?

ワイヤレスイヤホンに4万円の価値があるのか?

先日9月8日に、秋のAppleイベントが日本時間の深夜に開催されました。
 
発表された新製品は、
 
1 iPhone14シリーズ
2 AirPods Pro(第2世代)
3 Apple Watch Series 8
4 Apple Watch SE(第2世代)
5 Apple Watch Ultra
 
ということで秋恒例のiPhoneの新製品が含まれてました。
 
さて、このiPhoneですが、いろいろな意味で売れるのでしょうか?
 
実は、私はAirPods Pro(第2世代)をポチってしまいました。
 
たかがワイヤレスイヤホンに4万円です。
 
バカだと思われても仕方ありませんが、衝動を抑えられなかったのです。
 
完全にApple信者として洗脳されている自覚ありです。
 
人は商品を感情で買い、理性で正当化するのですが、私の正当化の説明はこうです。
 
AirPods Proは初代が発売されてから3年も経っており、初代ユーザーとしては待ちに待っていた感があります。
 
私もその一人です。
 
他社のワイヤレスイヤホン製品と使い比べたわけではないのですが、AirPods Proは、特にAppleユーザーには使い勝手がよくてとても気に入っています。
 
特に、秀逸と感じているのが”ノイズキャンセリング”とその逆の”外部音取り込み”機能です。
 
カナル型のイヤホンの弱点は、装着すると外部音が聞こえにくくなくなることがあります。
 
そのため、付けたまま外を歩いたりすると、車や自転車などが近づいても気づきにくく結構危ないのです。
 
対して、AirPods Proには、”外部音取り込み”があって文字通り外部音取り込んでくれるのです。
 
これを一度使うとハマります。
 
もう一方のノイズキャンセリング機能については、他社(ソニーなど)の方が性能がいいとの意見もありますが、個人的には十分気に入ってます。
 
理由は、完全に音が遮断される訳でないので、それがある意味で自然というか心地いい静かさなのです。
 
実は、私はカフェなどで作業をする際に、周りの音を遮断したいときに重宝して使っています。
 
そして、第2世代では、このどちらの機能も向上しているようなのです。
 
私としてはポチらない理由がありませんでした。
 
以上、理性で正当化してみました。
 
 
ちなみに、予約開始日での購入を逃すと入手が困難になるという噂があったので、パソコンの前で待ち構えてまでしてポチってしまいました。
 
ただ、結果的にはこれは杞憂に終わりました。
 
初代のAirPods Proについては、すごい人気で発売直後から入手困難となり、入手まで1ヶ月待ち状態がしばらく続いたのです。
 
第2世代については、在庫を十分に確保していた、あるいは、それほどみんな買わなかった、のどちらかは分かりませんが、今でも2週間待ちぐらいで購入可能です。
 
 
 

iPhoneこそ買う価値はあるのか?

 
ただ一方で、スマホであるiPhoneについては、もはや機能的には行き着くところまで行っている感があります。
 
ここ数年の新機種を見ても目新しさがほとんどないのです。
 
個人的には、「Pro」の方は別にして、いわゆる「無印」の方については全く興味を持てません。
 
私はいま3世代前の「11」ユーザーですが、それでも「14」の無印を買う理由が見つかりません。
 
敢えて言えば、5G通信機能なのでしょうが、そもそも5Gの電波が飛んでないので持っていても意味がないわけです。
 
また、個人的にはiPad miniを持っているので小さい画面のiPhoneを使う機会が減っています。
 
私は、電話をかけることも、電話がかかってくることもほとんどない人なので、携帯端末としては画面の小さいスマホより、iPad miniの方が圧倒的に使い勝手がいいのです。
 
 
ただ、「Pro」については、今回大きなハード面での変更がありました。
 
ついに、ノッチが廃止されたのです。
 
代わりに、ダイナミックアイランド(Dynamic Island)というのが追加されました。
 
ただ、ノッチが廃止されたので、あたかも全面スクリーンに変わったような印象を与えていますがこれは誤解です。
 
言ってしまえば、ノッチの場所が移動しただけで、黒く表示できない部分はダイナミックアイランドとしてしっかり残っています。
 
ただ、そうは言っても、久しぶりにハード面での魅力的な機能追加であることには変わりありません。
 
また、スリープ時にも常時表示ができるようになりました。
 
個人的には、スマホ依存症を避けるために、基本的にiPhoneはバッグの中に入れて手元に置かないようにしています。
 
ですので、この機能はありがた迷惑感があります。
 
ちなみに、必要な通知はApple Watchで確認できるようにしています。
 
これで、かなりスマホ依存から脱却できています。
 
ただ、「Pro」の心髄はカメラ機能です。
 
 

高機能カメラとして15万円の価値はあるのか?

 
iPhoneは、もともと無印の方でもカメラ機能が素晴らしく、もう何世代も前からiPhoneがあればデジカメを持つ必要がなくなりました。
 
少し前までは、デジカメの数少ない有利点として残っていたのが、望遠レンズとフラッシュです。
 
ただ、この有利な点もとっくに新機能によりカバーされてしまっています。
 
Proには、物理望遠レンズがありますし、デジタル望遠を使っても画質がさほど悪くありません。
 
フラッシュがなくても暗所での撮影が可能ですし、フラッシュを炊いたデジカメの写真よりもキレイに録れます。
 
そして、カメラ機能ついては、常にProは無印のワンランク上の性能を持ちます。
 
今回の新製品でもカメラ機能については、特に動画撮影の機能が向上しています。
 
ここ数年で、iPhoneのカメラ性能が進化に進化を重ねため、写真を撮るだけのためにiPhoneを買うのもありなのではと思わせます。
 
今回のProについては、もともと素晴らしかった手ぶれ補正機能が更に機能向上しているようです。
 
こうなってくるとGoProなどのアクションカメラを別に持つ必要もないという話にもなってきます。
 
もはや一般の人には、iPhoneProのカメラ機能は使いこなせないレベルになっています。
 
 
ただ、だからと言ってこのProに15万円の価値があるのかどうかとなると別問題でしょう。
 
ちょっと、冷静になりましょう。
 
15万円あったら、ミドルクラススマホの最高峰と言われている「Google Pixel6a」が3台も買えます。
 
私は仕事の関係で「Google Pixel6a」を一時期手に取って使っていたことがあります。
 
カメラ性能も含めて、スマホはこれで十分、いや十二分です。
 
iPhoneにこだわらない人なら、スマホの選択肢としてはこれ一択と言っても過言でありません。
 
 
それでもカメラ機能に魅せられているのでProを買おうとお考えなら、ストレージ容量を256GBにする必要があります。
 
理由は、4KでのProRes形式の動画撮影は、256GB以上のストレージを内蔵したモデルに限られているからです。
 
256GBになると、164,800円です。
 
 
感情でAirPods Proを買ってしまった私が言えた義理ではありませんが、16万円超はいくら何でもやり過ぎな気がします(笑)