こんにちは、藤田です。
今回もメルマガをお届けします。
1. 英語力による格差拡大の時代
明治維新以降のグローバル化された世界の中で、日本は科学技術を始めとした分野で世界から後れをとっていたはずです。
開国後も、英語で書かれたものを中心とした海外の情報の方が進化が早くて優れているので、普通はその差は一方的に広がり続けるはずだったと思われます。
ところが、日本は、負けなかったどころか、あっという間に追いつき、一時はナンバーワンにまでなりました。
もちろん、ご存じの通り、日本で使われている言語は日本語のみのままで、英語を中心とする海外の情報を取り入れるために第2外国語として英語を使っていたわけではありません。
あくまで、日本語一本で通して来た変わった国だったと言えます。
これが可能だった理由は、優秀な日本人の翻訳家のおかげで、翻訳情報が質と量の両面で優れていたので、日本人は日本語だけで海外の進んだ情報を学んでスキルを高められたことがあります。
もちろん、海外の進んだ情報をタイムラグなく翻訳して日本語化できるわけではなかったはずです。
ただ、当時はまだ、多少の時間的な遅れはあっても、それでも十分に追いつける時間差のレベルだったわけです。
言い換えれば、技術革新のスピードがそこまで速くなかったわけです。
ところが、IT時代になると技術革新の速度がぐっと高まり、特にそのIT分野においては、英語で直接情報を取れる人との差が開いてきました。
日本語の翻訳を待っていては、周回遅れになるぐらいに技術革新のスピードが高まりました。
このことを、当時技術者だった私はもろに実感しました。
例えば、マイクロソフトのサーバー系のソフトウェアの技術書の最新刊を買ったはいいが、すでにその内容が一周遅れで使いものにならなかった経験があります。
サーバー系の技術書は、一般消費者向けの情報ではない、つまり売れ筋ではないので、余計に翻訳まで時間がかかっていた気がします。
その一周遅れの使いものにならなかった本は、けっこう高額だったので余計にそのことを覚えています。(もちろん、当時はサラリーマンで書籍購入は会社のお金だったのですが、それでも良心の呵責がありました)
そして、今はその最終局面に来ている気がします。
そうですご想像の通り、ChatGPTに代表されるAIツールの登場でこの状況が一気に加速したわけです。
AIツールについてはその進化のスピードがこれまでの比ではありません。
そもそもITの世界は、変化のスピードが速かったのですが、そのスピードが今となってはゆっくりに感じるぐらいです。
AIツールについての知識は、翻訳本などの情報を待っているようでは、周回遅れどころの話ではありません。
今後は、英語で直接情報を取れる人は、AIツールを使って圧倒的な効率性を身につけられることになります。
効率性の差は、仕事のスピード、正確さにそのまま反映されます。
英語で情報が取れる人と、そうでない人とでは、想像できない格差つく時代になると思っています。
2. インプットが途絶えるとアウトプットできない
ここ数ヶ月メルマガのネタがなくて困っています。
そこで、メルマガのネタがないことをメルマガのネタにしたいと思います。
タイトル通りで、その原因は、インプットの量が減っているのが理由です。
減っていると言うよりも、激減している感じです。
というのも、ここ数ヶ月は、ずっとアウトプットと、勉強ばかりしていて、いわゆる純粋なインプットをしていないのです。
勉強については、これはインプットとも言えるのですが、メルマガのネタになるようなインプットではありません。
少なくとも私の今の勉強は、これまでの私の知識結びつけてメルマガのネタという形にはできないからです。
そこで、自らの行動の原点に戻って考え直してみました。
もともと、私はこの情報発信を続けているのは、アウトプットすることを習慣にしたいからです。
この情報発信については、集客などのビジネスに繋げたりする意図はあまりありません。
そして、アウトプットを習慣にする目的は何だったかを考えたときに、よくよく考えればインプットの量を絶やさないことが目的だったことに気づきました。
当たり前ですが、自分の頭の中にあるネタを出し切ればネタ切れになるわけで、アウトプットを続けたいならインプットを止めてはいけないわけです。
ということで、当たり前のことに気づいたので、今後は、インプットの時間を確実に確保するようにしたいと思っています。
時間があったらインプットするではなくて、毎日時間を確保してインプットするようにしたいと思います。
そして、その結果として、読者のみなさまに何かお役に立つ情報をお伝えできればと思っています。