「SEO」じゃなくて、「逆SEO」というのがあります。
SEOが、”あるサイトやページを上位表示させる”行為なのに対して、逆SEOは、”すでに上位表示されてしまっているページを落とす、あるいは、消す”施策です。
誰が好んでこんなことをするのか?
あるいは、誰がこんな施策を業者に依頼するのか?
実は、この「逆SEO」は昔から結構ニーズがあります。
技術と「力」がいりますから誰にでもできませんので、結構高いお金を取ることのできる仕事です。
(ちなみに、私はやっていません。やり方は教えられますが・・・)
例えば、自社や個人の悪口を書かれたサイトやページが上位表示してしまっている場合に、それを落としたりあるいは消したりするニーズが生じるのです。
まあ、悪口書かれるぐらいですから、何らかの理由があるのでしょうし、いわれのない中傷であれば放置していても問題ないのかもしれません。
ただ、放置できない事情があるようですね。
それは、本当に”あくどい商売”をしている会社の場合には、逆SEOで邪魔なサイトやページを消す必要があるのです。
売上げに直結しますから死活問題として必死でやります。
逆SEOをやってくれる業者を見つけて、高額なフィーを払ってでも邪魔なページを消しにかかります。
そう考えると、「逆SEO」に手を貸すのはあまり良い仕事ではないということになります。
一度、お手伝いで逆SEOをやったことがありますが、作業している途中でとてもむなしく感じたのを覚えています。
ところで、今の時代は、何らかの誤解や間違いで、中傷記事の書かれたサイトやページが上位表示してしまって業務に悪影響を与えてしまうケースもなくはないでしょう。
そう考えると、逆SEOの手法を知っておいても損はないと思います。
実は、その逆SEOのすごい手法を知ったのです。
こちらのページに詳しく書かれています。
http://webweb.jp/blog/seo/dmca-reputation/
これは、今までの逆SEOの手法とは、まったく発想が違う方法です。
ひと言で言うと、自分や業者に依頼して作業をするのではなくて、Google様にやっていただくのです。
Googleに対して、消したいサイトやページがDMCA(デジタルミレニアム著作権法)に違反していると申請するというのです。
もちろん、違反という主張は嘘です。
そして、そのページをGoogleが検索結果に表示されないように削除してくれるという流れです。
ただ、この記事をGoogleの担当者も読むでしょうし、今後もこの手法が将来的にも有効かどうかは疑問です。
今困っていて、消したいページやサイトがあるなら使えるかもしれないですね。
ブラックなことをブラックな手法で隠すというなんとも微妙な話なのですが、私は純粋に「頭良いなー」と関心しました(笑)
どう頑張っても、犯罪者に警察がかなわない訳です。