中小零細企業・個人が、大手企業と競争するときの話をしたいと思います。
マスメディア広告では中小零細は土俵にも上がれませんが、ネット広告なら同じ土俵で戦えます。
ネット広告と言ってもいろいろありますが、今回はGoogleアドワーズなどのようなPPC広告のことだと思ってください。
ネット広告は、大手だからと言って特別扱いをしません。
テレビなどのマスメディアの様に、大口のお客様だからと言ってえこひいきをすることがないのです。
ある意味とても平等で健全な市場と言えます。
ただ、お客様の選択は話が別です。
大手だからという理由で、大手の商品・サービスを選ぶことが多々あります。
例えば、どんなケースなのか?
それは、お客様が「こんな会社、あるいは、こんな人に任せていいのか?」という不安を感じるケースです。
「大手の方が安心そう」という漠然とした理由で、大手の方を選ぶのです。
これは、売り手、買い手共にもったいない話です。
確かに、感覚的な問題ではなく、実際問題としても大手企業の商品・サービスを選んだ方が安心な場合もあります。
例えば、ある程度長期間安定して経営を継続してもらわないと困るようなサービスです。
分かりやすいところでは、保険とか金融とかはそういったサービスだと思います。
簡単に廃業されては困りますから、つぶれくい大手を選ぶことに意味があります。
その反面、ただ漠然とした感覚で大手を選ばれているケースの場合は話が違います。
売り手側が、お客様の不安をきっちり消して上げることで中小零細にも勝機が出てきます。
例えば、短期間しか使わない商品・サービスなら買い手に取ってはその企業が存続し続けなければならない理由はありません。
つまり、大手を必ず選ぶ理由はありません。
ただ、そのことをきっちりとアピールしないとお客様には伝わらないのです。
それに加えて、中小零細だからこそ大手よりもいい点もあります。
そういったことをきっちりアピールできれば選ばれる理由になります。
例えば、私は個人事業主として仕事をしていますが、会社でないことが逆にお客様にとって有利な話があります。
それは、会社の場合は廃業してしまうと事業が継続できなくなりますが、個人の場合はその人が極端に言えば死なない限りは事業が継続されます。
そういった点をアピールポイントにすることだってできないことはありません。
(事実、私は過去システム開発の仕事をしていた頃はこのことをアピールしていました。)
つまり、あなたのビジネスの競合相手が大手であってもひるむ必要はありません。
広告でこういったことをアピールし、ホームページできっちりとお客様が感じる不安をキレイに消し去る。
購入者の不安を消す作業は、セールスのおける基本であり非常に重要なポイントです。
このような基本を守れば、ネット広告の世界では大手に負ける理由はありません。
あなたが、自分の業界は大手が強いと思っているなら、こういったポイントを見直して広告とホームページの内容を見直すといいと思います。