どうして、商売にネガティブワードを使うかなー?
”ブラックフライデー”というイベントをアメリカから持ってきた日本の小売業界です。
2匹目か3匹目かのドジョウか分かりませんが、消費を喚起させようとのアイデアですね。
そのアイデアは、まったく悪くないと思うんです。
ハロウィーンと同じように流行れば経済も活性化してグッドアイデアだったと思います。
ただ、ネーミングがアウトです。
完全にアウト。
今の日本で”ブラック”と来たら、瞬間的に”ブラック企業”、”ブラックバイト”と連想されます。
めちゃくちゃネガティブじゃないですか!
しかも旬のネガティブさ!!
今の日本人の思考回路はそうなっているのです。
その思考回路で、”ブラックフライデー”と聞いたらストレートに怪しいと発想されませんか?
数年後には、「明日はブラックフライデーだから買い物に行こう」ってなるか?
いや、いや、その流れはないでしょう。
Black Fridayは、アメリカの小売業の売上がすごく上がってみんな”黒字”になるからそう呼ばれている日です。
どうやら、感謝祭の売れ残り一掃セールをやる日らしいですね。
Black Fridayなので、センスのない翻訳をすると、”黒字の金曜日”です。
確かに、このワードはそのままでは使いにくいですね。
あくまで、売り手にとって黒字だから、買い手にとってのメリットは感じられないワードです。
それは分かりますが、だからといって”ブラックフライデー”にするかな?
こういうワードって誰が決めるんでしょうか?
電通さん?
それとも今回はイオン?
ようやく本題に入ります。
商売では、ネガティブワードは使ってはいけません。
また、ネガティブな文章内容もアウトです。
文章の流れでネガティブな内容が入るとしてもごく一部にして直ぐにポジティブに戻すべきです。
実は、私はネガティブな話が好きな方なので、文章ではネガティブなことを書くことが多いです(笑)
もちろん、共感されるいい文章書いているつもりですが、やっぱり売れない。
さっぱり売れません。
ネガティブなことに共感してくれる人はいると思うし多いとも思います。
では、なぜ売れないのか?
ここがポイントです。
ネガティブベースの流れでは購買にはつながらないのです。
商売はですね、バカみたいにポジティブにいくべきです。
アホみたいにポジティブに売って下さい。
セールスページをライティングする際は、”明るくポジティブに!”が大原則です。