アクセスユーザーの期待に応えるページとは?
それは、検索ワードにマッチしたページです。
「何を今さら」と思われたかもしれませんが、とっても大事な話なので今一度まとめてみました。
まず、Webサイトへのアクセス経路は、大きく分けて2種類であることを認識すると分かりやすくなります。
”検索結果”と”それ以外”
この2つにはとても大きな違いがあります。
”それ以外”の代表は、ブログやニュースサイトに表示されている広告からのアクセスです。
このアクセスは「ちょっと興味を持ったので見てみた」というレベルの緊急度です。
つまり、その場で成約する可能性は非常に低いです。
その他、SNSなどからのシェアからのアクセス流入も同じレベルです。
ビジネス的に言えば、売れにくいアクセスです。
それに対して、”検索結果”からのアクセスは「疑問・ニーズがあるので探している」行動の一環である緊急度の高いものです。
当然、その場で成約する可能性が高いです。
つまり、売れやすいアクセスです。
そして、重要なのはここからです。
よく考えると、この2つに見せるべきページは全く異なるはずです。
マインドが違う人に対して、全く同じ内容を見せても意味がありません。
特に、広告を出す場合は、この点を考慮しないとコスパがとても悪くなります。
ところが、なぜかPPC広告がうまくいかないと言っている人の多くは同じページに誘導しています。
結果的に手抜きになってしまっている訳です。
これでは、結果が出なくても当然です。
更に、検索結果の方についてはもっと深掘りが必要です。
検索結果の方に見せるページについては更に細分化するといいです。
例えば、「ヘアサロン メンズ」と「ヘアサロン カラー」で検索してきたユーザーでは明らかにニーズが異なります。
もちろん、メンズのこともカラーのことも含めたページを作ることは可能でしょう。
ただ、専門のページへのユーザーの満足度には到底かなわないわけです。
これが、Webサイトにどういったページを作ればいいかの結論です。
今日のメルマガでお伝えしたかったことです。
ちなみに、どういった種類のキーワードがあるかを調べるのはツールを使います。
GoogleのサジェストキーワードやGoogleアドワーズのキーワードプランナーを使って下さい。
ちなみに、「ヘアサロン メンズ」というワードの検索結果に対しては「ヘアサロン カラー」について書かれた専門ページはまず表示されません。
SEOが少しでも分かっている方なら当たり前の話です。
ところが、PPC広告を使うと「ヘアサロン メンズ」とういキーワードに対しても、「ヘアサロン カラー」のことを書いたページに誘導することができます。
もちろん、そんなことをしても成約率は非常に低いはずです。
そして、それ以前にPPC広告の機能で表示率が下がり、入札単価が上がります。
PPC広告運用のコスパとしては最悪です。
つまり、Googleアドワーズからの「こんなキーワードでこんなページを表示するな」というメッセージです。
Googleは、PPC広告に対してもユーザーの期待に応えることを要求しているわけです。
”お金を払えば目立たせてやる”というスタンスじゃないんです。
このことから分かることは何でしょうか?
PPC広告を出す出さないにかかわらず、最初からPPC広告を意識したページ作りをした方が結果がいいことです。
例えば、”ヘアサロン”であれば
ヘアサロン メンズ
ヘアサロン カラー
ヘアサロン パーマ
ヘアサロン ヘアセット
という鉄板のキーワードがあります。
言い換えれば、これらのキーワードの期待に応えるページは、美容院のサイトには必須ということになるのです。
そして、トップページからは常にこれらのメニューが表示されていて移動できる必要があるということです。
これが、Webサイトにはどういったメニューが必要かという結論です。
こういった鉄板キーワードも、サジェストワードやキーワードプランナーを使えば簡単に見つけることができます。
御社の商品・サービスに応じて、これらの鉄板キーワードを調べて、それらに関する専用ページがまだないようでしたらすぐにお作りになることをオススメします。
結果的に、SEOにも強いページになりますし、いざPPC広告を出そうとしたときでもすぐに使えるページがあることになります。
ところで、このようなページを作るのは大変だと思われるかもしれませんね。
ところが、実はすごく簡単な作業なのです。
なぜなら、模範解答がネットで公開されているからです。
実際に、そのキーワードを検索してみれば模範解答となるページが優秀な順番に上から並んでいるのです。
その模範解答が、なぜ上位に表示されているかページを開いてその本質を読み解いてください。
後は、模範解答を参考にして御社のページを作ればいいだけです。
もちろん、あくまで参考にするだけです。
コピーする訳ではないのでくれぐれも誤解しないで下さい。