ホームページ制作業者の選び方のポイントは全部で6つ。①マーケティングの仕組みをサイトに落とし込めること②ITに精通していること③集客における課題を見つけられること④自社運用に協力してくれること⑤結果にコミットしてくれること⑥仕事のスピードがあること、の6つの資質です。それぞれの資質があるかどうかの判断をするためには最適な質問をする必要があります。
正しいホームページ制作会社の選び方についてご紹介します。
いわゆる業者の手を借りて自社のホームページを完成させる可能性があるなら知識として持っていて損はないと思います。
言うまでもなく、ホームページ制作会社をデザイン会社として選ぶと、全く商売に役立たないホームページしかできません。
商売に役立つホームページとは、御社のビジネスのために24時間働く営業マンとしてのホームページです。
それでは、こういったホームページを作る手伝いをしてくれる業者に必要な資質、そして、その確認の仕方を順番にご紹介していきます。
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①マーケティングの仕組みをサイトに落とし込めるか?
平たく言うと、マーケティングの知識を持っているかどうかということです。
ビジネスモデルはビジネスの種類によって異なりますが、御社のビジネスモデルをサイトに落とし込んで集客からできれば自動的に成約までもっていく流れを組み込めるかどうかです。
もちろん、全自動でなく途中で営業マンなどの人が介在するのは問題ありません。
要するに、新規顧客の獲得から業務の受注までの流れを組み込めるかどうかということです。
質問の仕方は、「弊社のビジネスモデルは●●です。この流れをサイトに落とし込むにはどうすれがいいですか?」です。
②IT(情報技術)に精通しているか?
日進月歩、繁栄と衰退を繰り返すIT業界ですが、常に最新の情報があり、また逆にすぐに使えなくなるノウハウもあります。
こういった情報に精通していて、その中から御社に最適な情報を提供してくれて使い方までアドバイスしてくれるかどうかです。
他社にアドバイスするためには、常に勉強している必要があり、加えて自分でも使っている必要があります。
勉強して自分で使っていない限り、最新の情報が何であって、すでに使えなくなっている情報が何かは判断できません。
質問の仕方は、「IT技術で今なら何を使うとうちの会社に効果があると思いますか?」です。
③集客における課題を見つけられるか?
御社の集客における課題を見つけて、それを解決するためのヒントを出してくれるかどうかです。
実際に自社で集客をしている人でなければ、他社の集客について分析して課題をあぶり出す作業は不可能です。
質問の仕方は、「ホームページで集客を始めてもうまくいかないケースはどういったことが考えられますか?」です。
実際にホームページを立ち上げて集客を始めてもうまくいかないことの方が多いです。
そのため、あらかじめ好ましくない結果になる予想をしておいてその際に打つ手も考えておく必要があります。
④自社運用に協力してくれるか?
まず制作依頼時に業者さんに「ホームページ制作は御社に任せますが、立ち上げ後の運用は自社で行います。」ということを明確に伝えてください。
そして、自社運用をするために協力をしてくれるかどうかを確認してください。
業者さんによっては、いわゆる保守管理で収入を上げることをビジネスモデルにしているところもあります。
そういった業者さんとは利害が完全に相反しますから組まない方がいいわけです。
自社運用のために協力してくれるというのは、平たく言うと、ノウハウを提供してくれるかどうかです。
ノウハウを隠されるといざ自社運用を始めると分からないことが多くて集客がうまくいきません。
そのため、どれぐらい自社運用に積極的に協力してくれるかが重要なポイントになります。
質問の仕方は、「自社運用を円滑に行いたいのですが、そのためにどういった協力してくれますか?」です。
⑤結果にコミットしてくれるか?
ライザップのCMの台詞ですが、この意味を理解している人も少ないでしょう。
ライザップが言いたいのは「あなたが本当に痩せることを約束します。」です。
では、ホームページ業者が結果にコミットしてくれるとはどうことでしょうか?
まず、結果というのは集客できるかということです。
ただ、集客と言っても、見込み客の段階なのか、受注・成約までの段階なのか、それはホームページに組み込む仕組みによって変わってきます。
結果としての到達点をどこにするかは、御社とホームページ制作業者の間で決めればいいと思います。
その結果に対してコミットしてくれるとは、「弊社が制作するホームページで必ず御社が集客できることを約束します。」です。
質問の仕方は、「今回制作してくださるホームページで必ず集客できると約束してもらえますか?」です。
ただし、この質問にYesと答える業者はなかなかいません。
なぜなら、集客できることを約束するのはなかなかハードルが高いことだからです。
実際問題、そこまで責任のかかる約束しなくても仕事が取れるのも事実なのです。
決して、買い手市場ではないことを理解しておいてください。
そこで、そこまで約束をしてもらえない場合は、どの程度まで責任を持ってくれるか確認して納得できればいいと思います。
ただし、妥協する必要は全くありませんので納得できなければ他の業者さんを当たってください。
⑥スピードはあるか?
ビジネスの命は、品質よりもスピードです。
絶対にスピードがない業者と付き合ってはいけません。
もちろん、依頼する側の御社にもスピードが要求されることになりますから、相手にスピードを要求するからにはそれなりの覚悟が必要です。
ただ、現実問題として、ホームページ制作業者の仕事にスピードがあるかどうかは実際に一緒に仕事をしてみないと判断は難しいです。
質問の仕方は、「弊社は業者さんにスピードを要求しますが、敏速な対応をするために御社が心がけていることはありますか?」です。
会社として何かポリシーがあれば、ある程度はスピード感に対する期待はできます。
また、事前のやり取りなどで先方のスピード感をしっかり観察しておくことも重要です。
以上、正しいホームページ業者の選び方でした。
なお、当方ではホームページ制作単体の仕事はしておりません。
(例外として、既存のホームページをWordPressサイトに変換する作業はお受けしております。)
当方にホームページ制作を依頼されたい場合は、コンサルティング顧問契約をご利用下さい。
コンサルティングの中で緻密にご指導させていただいております。