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────────────────────────────2014年1月17日
自分のセンスのなさを暴露する危険のあるテクニック
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こんばんは、藤田ひろし@えびす商売繁盛マーケッター、です^^
本好きの方ならお気に入りの本屋さんがあると思うのですが、私のお気に入りの本屋さんに昨年末からやたらと目につく本がありました。
店内の各所に平積みされていて、属するジャンルの棚やランキングコーナーだけでないのです。
「伝え方が9割」という本なのですが、内容はコピーライターが書いたコミュニケーションテクニックの本です。
これだけ長期間に渡って、書店で陳列されているってことはある程度は売れているんでしょうね。
「コミュ障」などという言葉が一般的になっている時代のニーズでしょうか。
ところで、この本は最初の見開きに、本全体のポイントいうか伝え方のテクニックがまとめられた”一覧表”が織り込まれています。
この一覧表だけで本を読む必要がないのでは?と思うぐらいにまとまっています。
この一覧表の内容は、コピーライティングにそのまま使えるテクニックなのでセールスページを作るのに使えます(笑)
この本は、コピーライターが書いた本ですので当たり前なのかもしれませんが、普通にホームページなどのセールスページを書くための勉強に使えます。
話がそれましたが、本日のポイントです。
この本で紹介されているテクニックは、特に目新しい技術ではなく昔からあるコピーライティングやマーケティングのテクニックです。
ただ、この本の秀逸な点は、言葉や文章を作るプロセスを分かりやすく”ステップ”にして紹介してくれているところです。
具体的に紹介しましょう。
伝える相手の同意を得たいのであれば、まず自分の頭の中にある考えをそのまま言葉にしない。
そして、伝える相手の頭の中を想像して、相手のメリットとなるような形にして自分の考えを伝えるというものです。
このように表現すると分かりやすいですし、自分にもできそうな気分になりますが実際にはそんなに簡単にはできません。
まず、自分の考えをぐっとこらえてそのまま表現しないというのは非常に難しいです。
次に、相手の頭の中を想像するなどという技はかなりの高等テクニックです。
話し相手の場合は、一般論ではないですが、ビジネスにおいてはターゲットを一般的に決められるためこのような作業をするのは比較的容易です。
ただ、相手がリアルな人の場合は、一般的な考えで勝負してしまっていいケースとそうでないケースがあるからです。
無策に一般的な考えで話してしまうなら、自分の頭の中の考えをそのまま伝えるのと大差なくなってしまいます。
つまり、それなりに頭を使う必要があります。
そのため、個々のコミュニケーションで短時間でこのステップをこなして言葉を伝えるのは簡単ではありません。
加えて、自分の伝えたいことと相手のメリットを一致させるなどというのは、一歩間違えばただの”いやらしい”表現になります。
ですので、一番頭を使うところがここです。
それでも、この方法を失敗を恐れずに繰り返して訓練し続けていればいつかできるようになるでしょう。
しかも、手に入れられる能力は非常に高い能力といえます。
個人的には、最期の”自分の伝えたいことと相手のメリットを一致させる”が一番難しいと思っています。(セールスでも同じ)
なぜなら、人間的なセンスがでる部分なのでごまかしが効かないからです。
このテクニックを身につけて使えるようなる頃にはかなり人間力も上がっていると思います。
トライする価値はありますね。
今日も最期まで読んでくださってありがとうございます。