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────────────────────────────2014年1月24日
えん罪で収監されたから語れる人間力アップの手法
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こんばんは、藤田ひろし@えびす商売繁盛マーケッター、です^^
収監なんてされたら人生終わりかと思っていたのですがそうでもないですね。
ホリエモンや佐藤優さんの本を読んでいると、今まで感じていたような絶望感などを感じなくなるから不思議です。
えん罪で国家権力によって収監されることぐらい普通に起こりえますが、彼らの経験を聞いていると、そうなってもそれほど人生の終わりでないと腑に落ちるので不思議です。
今回は、そうった収監された経験もふんだんに盛り込まれた佐藤優さんの本「人に強くなる極意」からのシェアです。
この本は、一言で表現すると人間力を付けるための本です。
私のような中高年ではなくて、若い人が読むといいかもしれません。
人間力を付けるための要素として、”怒らない、びびらない、飾らない、侮らない、断らない、お金に振り回されない、あきらめない、先送りしない”、についてそれぞれご自身の考えを書かれています。
最近、こういう本を読んでつくづく思うのは手法はいろいろあっても目指す”真理”というのは同じだということです。
すべてどこかで学んだ真理ですが、その真理に近づくための手法というのはいろいろあって人によって向き不向きがあるのだと思います。
参考になった手法としては、”内省ノート”をつけるという方法があります。
タイミングは、他人の忠告や批判を受けた時です。
私もそうですが、短気な人は、そのタイミングでは感情的になって咀嚼できないことが多いです。
そこで、後で落ち着いてから、内省ノートに受けた忠告・批判について書き出してみるわけです。
その忠告・批判は、言ってきた人のただの嫉妬か、誤解か、あるいは、それ以外か?
それ以外であれば受け入れる必要があるのでしょう。
これを繰り返していると人間力が間違いなく上がるでしょうね。
私は今までこういった感情を解放するために頭の中で深掘りをしていたのですが、ノートに書き出すとまた気づきも違う気がしたのでやってみようと思いました。
それと、小説などによる”人生の代理体験”も秀逸です。
人生の”代理体験”をするというのは、今までの私には全くなかった発想です。
このことを知っただけでこの本を読んだ価値があったというものです。
人生の代理体験というのは、小説などを読んで他人の人生の喜怒哀楽を感じ、人間の内面の感情を体験するという方法です。
この方法の優れた点は、1人の人間の人生は時間的に限られているが、代理体験をすることでそれを何倍にもすることができるという点です。
今まで小説というのは、楽しむだけに読んでいましたが、これで読み方が一気に変わりそうです。
そもそも、小説を書く作家は、自分の人生体験を元に書いていることも多いので全くのフィクションでないともいえます。
全くのフィクションであれば代理体験の素材としては微妙ですが、作者の人生経験と考えれば代理体験の対象としては価値があります。
小説はビジネス書に比べると読む数が圧倒的に少なかったのですが、これで小説を読むモチベーションが一気に高まったのが私の単純なところです。
今後は、このメルマガでも小説のアウトプットもシェアするかもしれません(笑)
ところで、佐藤優さんというと、元外務官僚で、目つきが鋭くちょっと取っ付きにくそうな人ですが本を読むとかなり印象が変わりました。
全編において、えん罪によって収監された話し、それに関連する国家権力の怖さや腐り度をエピソードの一部として生々しく語られています。
尊敬できる点としては、自分がえん罪で収監されたという人生の意味をわかった今の人生を生きられているところです。
恐らく彼にとっては、人生で最悪の出来事がえん罪による収監だったはずですから尊敬に値します。
今日も最期まで読んでくださってありがとうございます。